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過去2年間実施してきたレベニューシェアプログラム「フェーズ3」も開始

R6Sの「プロリーグ」が6月から新体制へ 多様性のあるeスポーツ大会を目指す

2020年02月18日 18時00分更新

文● ASCII

 ユービーアイソフトは2月17日、タクティカルシューターゲーム「レインボーシックス シージ」のeスポーツ世界大会「Six Invitational 2020」にて、世界大会の今後と、過去2年間にかけて実施してきたレベニューシェアプログラム「フェーズ3」について発表した。

 過去4年間開催してきたeスポーツプログラム「プロリーグ」は、今年5月16日、17日にブラジル・サンパウロで開催される「プロリーグ シーズンXI ファイナル」をもって一度閉幕し、6月から新体制に生まれ変わるという。

 この新体制では、各国で開催される「ナショナルリーグ」が地域予選(日本の場合はAPAC)、そして世界大会への登竜門になる。これまで4年間培った経験をベースに、各地域の独自性に焦点を当てていき、多様性のあるeスポーツ大会を目指すという。主な変更点は以下のとおり。

ヨーロッパ、北米、南米、APACの4地域にて、1年を4クォーターに分けてトーナメントを実施

新プログラムによる変更点
・ヨーロッパ、北米、南米、APAC(南北のディビジョンで構成されている。北ディビジョンは日本、韓国、東南アジア、南ディビジョンはオセアニアや南アジア地域)の4地域で並行し、1年を4クォーターに分けてトーナメントを実施。

・最初の3クォーターはそれぞれ各地域から勝ち上がったベスト4のチーム、計16チームが集う「Major」と呼ばれるオフライン世界大会で締めくくる。

・最終クォーターでは、1クォーターから3クォーターの期間中に実施された試合の合計ポイントによりランキングが決定。各地域の上位トップ4チーム、計16チームが2月に開催されるSix Invitationalへの出場権を獲得。

・1月に各地域で開催される予選を通過した1チーム、計4チームがSix Invitationalへの予選枠を獲得。合計20チームがSix Invitationalへの出場が可能となる。ナショナルリーグとMajorの結果はグローバルランキングに影響を与え、Six Invitationalへの道を切り拓く。

 今後2年間のオフライン大会は以下のとおり。

2020年のオフライン大会のスケジュール。5月16日、17日ブラジル・サンパウロでプロリーグ シーズンXI ファイナルを開催後、8月に北米で、11月にヨーロッパでMajorを開催する

2021年のオフライン大会のスケジュール。5月にヨーロッパ、8月に北米、11月にAPACでMajorを開催。2月にSix Invitationalをカナダで開催

 あわせて、2018年から2年間実施してきた、ゲーム内アイテムの利益を選ばれたチームへ還元するレベニューシェアプログラムのフェーズ3を開始する。レインボーシックス シージのプロeスポーツシーンの成長と健全な環境づくり、そしてチームやプレイヤー、タレントへの支援環境を確保することが目的としている。具体的な実施内容は以下のとおり。

ゲーム内アイテムの利益を選ばれたチームへ還元するレベニューシェアプログラムのフェーズ3。世界全地域のプロリーグで活躍する最大44チームを支援するというもの

具体的な実施内容
・フェーズ3では世界全地域のプロリーグで活動する全チーム(団体)を含む、最大44チームを支援。

・各チームが長期間の活動ができるように開始から4年間かけて支援。

・新たなに3つの階級を導入し、各チームの運営状況に合わせて収益の分配と要件を適応できるようにする。

 本プログラムは、より高い世界標準を通じて、レインボーシックス シージにおけるプロチームとはなにかを再定義することへつなげていくという。第三者による公正で中立的な審査を含む質の高い選定プロセスを実施するとしている。

選定プロセス
・資格を得るためには、それぞれにチーム(団体)がプロ地域リーグの最小要件を満たし、各国内のプログラムへ参加していること。

・3つの階級の分類は、チームより提出された資料を基に、第三者による評価によって決定。

・フェーズ3への参加が決まったチームは3ヵ月ごとに評価され、試合の視聴率、チームが選手へ提供するサポート、ゲーム内アイテム販売の収益などの基準を用いてランク付けしていく。チームはその年の終わりに、階級の昇格もしくは降格が実施される。

・階級とランクにより各チームの収益還元の一部が決まる。

 加えて、関連アイテムの純収益の30%が、フェーズ3に選ばれたチームへと還元される。

関連アイテムの収益について
・League アイテム:各地域リーグのアイテムが売れるごとに利益の30%がティア1、ティア2、ティア3、そしてパフォーマンスプールに分割。

・Pro Team アイテム:各チームブランドのアイテムが売れるごとに利益の30%がそれぞれのチームの組織へと分配される。

・Six Major アイテム:Majorごとに販売されるオペレーターとのセットアイテムを指す。利益の30%はSix Majorイベントの賞金総額へと加算される。

・Road to S.I.バトルパス:バトルパスの販売利益はそれぞれのイベントの賞金総額へと加算される。

・Six Major アイテムとRoad to S.I.バトルパスの販売利益はそれぞれのイベントの賞金総額へ加算され、優勝チームにはこの賞金総額のうち70%が選手へ、30%がチームへと分配される。

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