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新車を買った情報2020 第42回

マツダ ロードスターRFのセカンドカーはホンダ フィットも魅力

2020年02月08日 12時00分更新

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装備がチグハグで買いにくいCセグセダン

 次の候補は既発売のCセグメント。候補としたのはスバル・インプレッサとマツダ3ですが、これがなかなか買いにくい。

 スバルのAWDは北海道でも人気で、実際に乗っているみなさんの評判も上々。アイサイトver.3の安全性に対する評価も高く、去年のマイナーチェンジでより高度な運転支援システム「ツーリングアシスト」も付きました。売れているのはハッチバックだそうですが、私は地味ながら丁寧にデザインされたセダンのG4もいいと思っております。

 ほかを検討するまでもなく、実はハナから次期社用車はこのG4にするつもりだったのですが、カタログを見たらシートヒーターをつけると自動的にレザーシートになるというオプション構成。ううむ、ベンチレーターのないレザーシートは夏蒸れるので勘弁していただきたいんですが、どうしましょう。寒冷地慣れしているスバルにしては、なんだかなあという感じで、今回のショーにはG4の展示もなし。ここはカッコいいレヴォーグのプロトタイプをご覧ください。

 次にマツダ3ですが、今回から自転車にも対応した衝突軽減ブレーキで安全性能もスバル並みにグレードアップ。そして私がいまさら言うまでもなく、このクルマは抜群に格好が良い。もしロードスターRFを持っていなければ、雪道もこなせる万能スポーティーカーとして、SKYACTIV-XのAWDハッチバックを、手動変速機仕様を自分用に買っていたはずです。

 というわけでこちらも人気はハッチバックですが、社用車とするならセダンも見逃せません。凡庸で退屈なセダンばかりの世の中で、マツダ3のセダンもG4とともに出色の出来と思いますが、こちらも展示車両なし。そして、このグレードとオプション構成が、スバル以上に解せません。

 マツダ3のパワートレーンは、ガソリンエンジンのSKYACTIV-G、クリーンディーゼルのSKYACTIV-D、ガソリンでディーゼルのような圧縮着火をやっちまうマイルドハイブリッドのSKYACTIV-X、以上3本立て。このうちXとDの車両本体価格は300万円を超え、最近のマツダは値引きもしませんから無理。

 残るガソリンのSKYACTIV-Gは、なんとセダンにAWDの設定がありません。前型アクセラセダンのAWDは北海道ではよく走っていますから、なかなか豪快な切り捨て方。AWDの設定があるのはハッチバックの廉価グレード「15S」「15S Touring」のみ。

 これらのグレードには、なんとオプションでもシートヒーターは付きません。AWDにはヘッドランプウォッシャー、ワイパーディアイサー、ヒーテッドドアミラー、それにリアフォグも付いた降雪地仕様にも関わらずであります。いまどき100万円もしない軽自動車にもシートヒーターくらい標準で付いているわけですから、寒冷地の利用実態を再度よーくリサーチして、量販グレードをがんばりましょう。ということでマツダ3もナシ。

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