モトローラは縦に曲がるフォルダブル式ディスプレーを採用したスマートフォン「razr」をCES2020で展示した。
razrは2004年に発売された携帯電話「RAZR」のリバイバルモデルでもある製品。本体サイズは72×94×14mm、重量205g。
側面から見ると、本体は3つのパーツで構成されていることがわかる。
ディスプレーサイズは6.2型(2142×876ドット)。アスペクト比は22:9で片手でもラクに保持して操作できる。
背面を見ると上半分側に2.7型(800×600ドット)のディスプレーが搭載されている。
閉じた状態ではやや正方形に近い形状となる。ディスプレーの下には1600万画素カメラを備える。
閉じた状態を側面から見ると、ヒンジ部分に隙間はなくぴたりと閉じられている。これはヒンジ部分のディスプレーが曲げられたとき、本体内部に逃げる構造になっているからだ。
ディスプレーのヒンジ部分をアップで見ると、折り曲がる部分の左右に隙間は見えない。またディスプレーにタッチしてみるとサムスン電子の「Galaxy Fold」よりも表面は若干硬く感じられる。多少強めに押してもディスプレー面がへこむようなことは無い。
この状態から曲げていくと、ディスプレーが若干ヒンジの中に逃げていくように曲がっている。
波打つこともなく均一に曲がっていく。耐久性は問題なさそうだ。
外側から見た状態。
ディスプレーを曲げていくと、ヒンジ部分のパーツが見えてくる構造はGalaxy Foldと同様だ。
さて、折りたためるディスプレーの特徴は閉じた状態でコンパクトなサイズになること。そのまま本体を振るとカメラが起動して、すぐに写真を撮影することができる。
また開いた時は、22:9のディスプレーを生かして2つのアプリの表示もラクに使える。
開くとスマートフォン、閉じればポケットにサッと入るコンパクトサイズとなるrazr。高価だが、スタイリッシュなデザインと「世界初」の縦折式ディスプレーを搭載した先進的な製品だけに、日本での発売も期待したい。
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