組みたい自作PC構成まるわかり!! 第48回

【今月の自作PCレシピ】予算やスタイルに合わせてVGAを選べる高コスパゲーミングPC

古くても良い物は良い！ ロングセラーケース

　ヌケなくこだわっている紅谷さん。PCケースには、2016年に登場したFractal DesignのミドルタワーPCケース「Define C（FD-CA-DEF-C-BK）」を選んでいる。

サイドパネルなどに吸音材を備える静音志向PCケースのFractal Design「Define C」

　3年以上前の製品だが、同社おなじみのシンプルなフロントデザインと、静音性を備えている。さらに315mmまでのボード長や、全高170mmまでのCPUクーラーに対応しつつ、横幅210mm、奥行き399mm、高さ440mmのコンパクトサイズなのも良いところだ。

　5インチシャドウベイは非搭載になるが、2.5/3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×3と、必要十分なストレージベイを持っている。

内部レイアウトはスッキリしている。電源ユニット取り付け部はカバーで覆われている

ボトムカバー部に2.5/3.5インチシャドウベイ×2を備えるなど、ストレージベイは裏面からアクセス

フロントパネルにも吸音材を備えている。また、フロントなど、各部にはダストカバーが備わっているのでメンテナンス性も良好だ

　また、エアフローの強化用にNoctuaのケースファン「NF-P12 redux-1700 PWM」を標準で構成に含んでいる。Ryzenシリーズに付属するCPUクーラーでの運用や、GeForce RTX 2070 SUPERといったハイエンドGPU搭載ビデオカードでの長時間ゲーミング時といった際もエアフローの心配は無用だ。

　Fractal Designのケース「Define C」は、標準でフロントとリアに120mmファンを各1基装備しているので、リアのファンをNoctua「NF-P12 redux-1700 PWM」に換装し、外したファンをフロントに取り付ける形がベストとのことだ。

高価だが高風量で静かなNoctua製ファンの「NF-P12 redux-1700 PWM」を追加。独特なグレーカラーを採用している

標準装備のリアファンと換装するのがおすすめという。外したリアファンはフロントに取り付けよう