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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第48回

【今月の自作PCレシピ】予算やスタイルに合わせてVGAを選べる高コスパゲーミングPC

2019年12月30日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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電源回路の品質やBIOSの出来の良さが決め手のマザーボード

 数あるSocket AM4マザーボードのなかから、紅谷さんが選んだのはRyzen自作の定番となるB450チップセットを採用したASUS「TUF B450-PRO GAMING」になる。

1万円弱で購入できるなかでは、優秀な電源回路を搭載するというASUS「TUF B450-PRO GAMING」

 1万円弱で購入できるB450マザーボードのなかでは、電源回路(VRM)と冷却ヒートシンクが一番優れており、VRM品質やBIOSの出来に関しては、売れ筋B450マザーのASRock「B450 Steel Legend」を上回っているとのことで、8コア/16スレッドのRyzen 7はむろん、将来的にRyzen 9を積みたくなっても大丈夫と語っていた。

 もちろん、「B450 Steel Legend」も1万円台前半の価格ながら、アドレサブルRGB LED 3ピンや、M.2ヒートシンクを備えているといった優れた点もある。アドレサブルRGB LEDデバイスを使って、光らせる方向で組むなら、こちらの選択肢もありという。

M.2スロットを使うと、使用できるSATA端子が4ポートのみとなる点や、備わっているファン端子が少なめという弱点もあるという

 M.2ヒートシンクが備わっていない「TUF B450-PLUS GAMING」だが、その点も紅谷さんに抜かりはなく、組み合わせているのはヒートシンクが付属しているADATA「XPG SX8200 Pro」になっている。当然、ヒートシンクが付属するだけでなく、リード3000MB/sec台、ライト2000MB/sec台と高速なうえに、512GBで8500円前後とコスパ優秀だ。

XPG SX8200 Proシリーズの512GBモデルを搭載

薄型だが、自分で取り付けるヒートシンクが付属しているので、熱対策は問題ない

これからは16GB×2の32GB推し

 メモリーはコストを抑えるならほかにも選択肢はいろいろあるが、安価になっている今こそ、8GB×2ではなく16GB×2の32GBを搭載したいと熱く語った紅谷さん。

 同時に製品にもこだわり、DDR4-3200メモリーのなかから選んだのは、Micronのメモリーチップを採用し、CASレイテンシーがCL16にしっかりと詰められているゲーミング向けDDR4メモリーのCFD「Gaming Sports W4U3200BMS-16G」だ。

DDR4-3200 16GB×2枚セットのCFD「Gaming Sports W4U3200BMS-16G」

最近のMicronチップはオーバークロック耐性が高く、3600MHz CL16駆動を狙える可能性も大きいとか。メーカー保証などはなくなるが、いろいろと遊べるだろう

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