世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
迫り来る地球温暖化の「臨界点」、気候科学者が警鐘
あと10年程度で温暖化によって地球の生態系が回復できない地点まで到達してしまうかもしれない。抜本的な措置を講じなければならないのは「今」なのだ。
「EV革命」過剰な期待、リチウム電池価格でMITが新予測
リチウムイオン電池のコスト低下は今後数年で行き詰まる可能性がある。MITの報告書は、大幅なコストダウンを前提とした現在のEVへの過剰な期待に警鐘を鳴らす。
論説:CRISPR児に何が起きたのか?今こそ解明すべきだ
昨年11月、世界で初めて遺伝子編集ベビーを誕生させたと発表した中国人科学者は、中国当局によって自宅軟禁され、正確な情報を得ることは困難となっている。未公表の研究論文を読んだペンシルベニア大学医学大学院の准教授は、公表の必要性を訴える。
缶ビールを叩くと泡が噴出しないとの噂は本当?1000缶で試した結果
缶ビールを振ってしまい、蓋を開けたときに中身を噴出させてしまった経験はないだろうか。デンマークの研究者たちが、「ビールの缶を振っても、蓋を開ける前に缶を軽くたたけば泡の噴出を防げる」とする「タッピング理論」の真偽を、1000本の缶ビールを使った試験で確認した。
感情認識技術の使用は即刻中止すべき、米AIナウが報告
感情認識技術に科学的根拠はほとんどなく、人々の生活に影響するような判断に使うのは禁止すべきだ——。AIナウ(AI Now)研究所は年次報告書でこう指摘している。
完全電気商用飛行機が初飛行に成功、電化への一歩踏み出す
12月10日、完全電気商用飛行機が、カナダのバンクーバー周辺で初飛行をした。飛行時間は、わずか15分間だった。
未公表論文を独占入手 中国・遺伝子編集ベビー問題 専門家が語る13の疑問
およそ1年前、世界で初めてクリスパーで遺伝子を編集した赤ちゃんを誕生させた中国の賀建奎 (フー・ジェンクイ)元准教授が寄稿したと見られる未公表論文の写しを、MITテクノロジーレビューが入手した。その内容は、彼が遺伝子編集ベビーを誕生させるにあたり、倫理的および科学的な規範をどれほど無視していたかを示すものだ。
「暗号解読後」の世界へ向けて動く中国、対抗策はあるか?
サイバーセキュリティ企業であるクアンタム・エクスチェンジのCEO(最高経営者)は、米国は量子セキュリティ技術において中国のみならず欧州にも後れを取っており、政府による早急なテコ入れの必要があると、MITテクノロジーレビュー主催のイベント「EmTech(エムテック)フューチャー・コンピュート」で述べた。
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