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ASUSTORの2.5GbE LAN対応NASでゲーミング環境をブラッシュアップ

2019年12月13日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

提供: ユニスター

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2.5GbE リードで最大300MB/s台を発揮

 2.5GbEネットワークと、ストレージを960GB SSD×3 RAID0で構築した「NIMBUSTOR 4」は、2.5GbEの高速性を完璧に発揮。

 1GbEではシーケンシャルリード・ライトともに最大110MB/s台で頭打ちになってしまうが、2.5GbE LAN接続時はリード309MB/s、ライト270MB/sのアクセス速度になった。SATA3 6Gbps接続のPC装着時には一歩及ばないが十分高速と言える差が出ている。

 SSD単体運用だと、シーケンシャルライトが若干ダウンする傾向があったが、リードは300MB/sと十分高速なので、再インストール容易でセーブデータもクラウドに保存されるゲームライブラリーとして使うなら、とりあえず1台のSSDで運用を始めるのもありだろう。

「CrystalDiskMark 7.0.0」で、「IronWolf 110 SSD」の960GB×3 RAID0ストレージを計測。1GbE運用時の2.5倍速を発揮している

「IronWolf 110 SSD」960GBモデルを1台のみで運用した際の結果。x3 RAID0構築からライト性能がダウン

1GbEネットワークは、リード/ライトともに100MB/s台で頭打ちだ

まずはゲームライブラリーや録画先として運用

 1GbEネットワークの2.5倍速を発揮した「NIMBUSTOR 4」。ゲーミング環境で活かすべく、まずは構築したRAID0ストレージ領域をゲームライブラリーとして試してみることにしよう。

 ただ、簡単に共有フォルダーとしてストレージ領域を使用できるNASだが、ゲームライブラリーとして問題なく使えるとは限らない。実際、Steamは問題なくゲームデータを保存するライブラリーとしてネットワークドライブを指定できるのだが、エレクトロニック・アーツのOriginではNGだ。

 そこで、ストレージに接続できるのは1クライアントのみになるが、PC内蔵やUSB外付けと同じローカルストレージのように使えるiSCSIとして運用することにした。

 iSCSIのドライブ(LUN)設定はADMの「ストレージマネージャ」から行なうが、設定はウィザード任せで、ほぼオッケーだ。RAID0(960GB×3)の総容量2.57TBのうち、2TBをライブラリーとしてiSCSIドライブに設定している。

iSCSIに対応している「NIMBUSTOR」シリーズ。「ストレージマネージャ」から簡単に設定できる。iSCSIの項目にある作成ボタンをクリックしよう

ウィザードのデフォルトのまま進んで問題ない

利用する領域だけを随時確保する「シンプロビジョジング」は使わずに、2TBをSSD×3 RAID0領域の「Volume 1」に作成している。もちろん、「シンプロビジョジング」を選んでも問題ない

iSCSI LUNの作成が完了。続いてはドライブを使用するWidnows 10からの認識だ

検索ボックスに「iSCSI」と入力。「iSCSI イニシエーター」を起動

「検索」タブの「ポータルの検索」をクリックし、「NIMBUSTOR 4」のIPアドレスを入力。ポートの値はデフォルトで問題ない

指定したIPアドレスが正しければ、「ターゲット」にiSCSIのアドレスが表示される。選択した状態で「接続」をクリック

表示されるダイアログの「この接続をお気に入りのターゲットの一覧に追加する」にチェックが入っているのを確認して、OKを押そう

「ディスクの管理」を開いて、作成したiSCSIと同じ容量のストレージが、未割り当てで認識されていれば完了。あとは通常のストレージデバイスと同じように、フォーマットするだけだ

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