用途広がる4ベイNAS
「NIMBUSTOR 4」がコスパも良好
NASユニットを選ぶ際に悩むのがベイ数だが、ホームユースでも汎用性が圧倒的に高くなる4ベイ以上が断然おすすめ。
「NIMBUSTOR」シリーズも同様だが、さらに4ベイの「NIMBUSTOR 4」はプロセッサーがクアッドコアの「Celeron J4105」になっているうえ、標準メモリーが4GB×1に増量されている。ベイの数だけでなく、パフォーマンス面で2万円前後の価格差を埋めてきているのは高ポイントだ。
24時間365日駆動を想定するNAS向けSSDを「NIMBUSTOR 4」と組み合わせて2.5GbEネットワークの高速NASを導入。YouTubeなどの動画保存から、ゲームライブラリーや、プレイ動画の録画先、録画保存した映像データのトランスコードなどまで、2.5GbEの高速性を活かしたさまざまな用途に使ってみた。
SeagateのNAS向けストレージを組み合わせ
「NIMBUSTOR 4」のNAS向けストレージとしておなじみのSeagate「IronWolf」シリーズ。メインストレージのSSDには、初のNAS向けSSDとして登場した「IronWolf 110 SSD」を組み合わせている。
24時間365日稼働や、RAIDを構築したNASで安心して利用できる高い耐久性と信頼性を実現しているIronWolfのHDDと同じく、独自のNASファームウェア「AgileArray」を採用し、HDDと同様にNASでの運用に耐えられる耐久性や信頼性、そして性能を備えている。
とくに耐久性は注目で、指針となるTBW(総書き込み容量)は、今回用意した960GB「ZA960NM10011」で1750TBWを実現している。この値は同じ2.5インチSSDの3倍以上で、1日当たり958GBの書き込みを、保証期間の5年間行なった場合に相当している。正直、ホームユースでは、まったく不安のないレベルになっている。