■伸び悩むMVNO市場の勢力図は変わるか
大手キャリアがお得感の競争に走る一方、余計なサービスよりも通信料金の値下げを求める人にはMVNOという選択肢があります。
MMD研究所の調査では、メイン回線としてのMVNOのシェアは13.2%で、2018年の10.1%から着実に伸びています。ただ、大手キャリアが約8割のシェアを占める状況は大きく変わっていません。
その中でNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル ONE」は、音声込みで980円からという新料金プランを発表。端末の安さでは定評のあるNTTレゾナントの「goo Simseller」とも連携しながら、「MVNO市場でシェア1位を狙う」と宣言しました。
これまでMVNO市場では楽天モバイルが1位を占めていましたが、楽天は長期的には自社回線に移行していくと予想されています。ここでMVNO市場の勢力図が変わる可能性があるわけです。

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