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前田知洋の“マジックとスペックのある人生” 第104回

Apple TV 4Kとモニターを壁にインストールしてみた

2019年11月26日 12時00分更新

文● 前田知洋

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これは新しい沼なのでしょうか…?!

 11月からサービスが始まった「Apple TV+」。最新のiOS/tvOS製品を購入すると1年間無料ということで、4KモニターとApple TV 4Kを我が家に導入することにいたしました。いやぁ…しばらくテレビを買っていなかったら、いろんなことがスゴイことになって驚きました。「Fire TV」や「Chromecast」などのSTB戦争をはじめ、HDMI2.1、HDMI ACRなど…、知らないことばかりです。

 モニターと接続するケーブルを選ぶだけで30分も悩みました。今回購入したApple TV 4K(32GB)とモニター(東芝M530X50)を繋ぐには、どうやら「HDMI 2.0a」クラスのHDMIケーブルが必要らしい。しかし、ネットで検索しても、「4K HDR」とか「PREMIUM」とか「PREMIUM HIGH SPEED」「伝送速度〇〇Gbps」とか、製品ごとの規格表示がバラバラで困りました。さらに、ソニー製やパナソニック製が良いとか、メーカーの評判や好みもさまざまです。ショップのレビューには「使って1週間で画面がブラックアウトした」なんて寿命についてのコメントもあり、なんか知らない間にジャングルや沼地に踏み込んだような気分です。

モニターは壁付にこだわってます…

 「ケーブルの乱れは心の乱れ?!」でも熱く語りましたが、筆者は配線がゴチャゴチャするのが大嫌い。そんなわけで、モニターは壁付の1択です。とはいっても、越えるべきハードルはまだまだあります。

 クールな電化製品の設置に悩んだときは、海外の画像サイトなどを参考にするのが筆者のスタイル。ちなみに、英語では電化製品などを「取り付ける/設置」ことを「install(インストール)」と表現します。もし、設置や配線にお悩みの方は「TV」など、英語の製品名+「 install」をキーワードに画像検索で探してみると設置バリエーションがひろがります。

工事は楽チンだと思っていましたが…

 今回の工事は、前に壁付だったAQUSの取り付け金具を再利用。SHARP製の純正部品だけあって頑丈な造り。取り付け金具だけの重量は約8kgで、説明書によると40kgのモニターにまで対応しています。その重厚さが、あとでメンドウなことになるのですが…。

SHARP製のTV取り付け金具。左がApple TV用のマウント(長尾製作所)

 もちろん、「配線マニア」の筆者としては、モニター背面のブラケットのネジ穴の間隔や重量など、製品仕様は事前にチェック済み。しかし、いざモニターが届いてみると、背面のネジ穴の直下のプラスチックカバーが盛り上がっていて、ブラケットの金具とぶつかります。一瞬、背面カバーを切断して…とも思ったのですが、モニターの内部って高圧電流も流れていることもあり、その案は断念しました。

 そこで、ブラケット(取り付け金具)に新しい穴を開け直すことに…。ただ、分厚く硬いスチールにドリルで正確に穴開けるのが苦手です(笑)。スチール用のドリル刃や切削油を探したり、切屑を掃除したりと、意外な時間がかかりました。「手を抜くつもりが逆に苦労する」は、インストール人生のあるあるでしょうか…(汗)。

背面のカバーを切ろうとも思いましたが…、高圧電流を恐れブラケット用の穴を開けなおした

ロゴの向きが逆になりますが、長尾製作所のApple TV(第4世代専用)マウントはジャストフィット

使用したELECOM製のHDMIケーブルの箱。それぞれのメーカーは規格表示を統一してほしいところ

セットアップは楽チン

 Apple TVを含め、STB(セットアップボックス)は5~6台目ですが、今回のセットアップ(アクティベーション)はとても簡単。とくに、モニター上では、リモコンをつかってIDやパスワードを入力するのがストレスになります。しかし、新しく導入された tvOS のおかげか、iPhoneやiPadなどをApple TVに近づけて認証番号をデバイスで入力してセットアップが完了です。

iPhoneやiPadなどのデバイスを近づけることでセットアップができる

 STBとしてApple TV 4Kを選択したのは、Apple TV+の1年視聴無料もその1つですが、これまで購入した映画がHDから4Kに自動でアップデートされるのが1番の理由です。いろいろなSTBを視聴しましたが、一番動画がスムーズに再生される気もしています。その他、映画を含め、用意される字幕の多さ、字幕版、吹き替え版の切り替えがすぐにできることもApple TVのアドバンテージです。Amazonのプライムビデオなど、他の配信サービスも利用していますが、検索結果に字幕版と吹き替え版の同じタイトルが乱立するので、この方式にしてもらえると嬉しいんだけどなぁ…。

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『芸術を創る脳』(共著、東京大学出版会)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。

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