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前田知洋の“マジックとスペックのある人生” 第98回

苦手な英語でも!?!iPadでのプレゼンTip5

2019年08月27日 12時00分更新

文● 前田知洋

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 このところ、人前でプレゼンをする仕事が増えてきました。ただ…、僕自身に立派な業績があったり、スゴイことを知っているわけでもないのでいろいろと苦労しております…。

 筆者の場合、「プレゼン」が「講演」になることもあり、話す時間は60分~90分と長めです。そのうえ、「できれば英語でお願いします…」なんて分不相応な依頼まで…。ただ、筆者は外国でレクチャーをしていた経験もあるので、「ええ、まぁ大丈夫でしょう…(汗」と承諾したあとで、「しまった!英語が現役だったのは数十年前のことだった…」なんて冷や汗をかいたりしています。

 そんなとき、素直にテクノロジーのお世話になることをモットーにしております。というわけで、今回は最新版のiPad Pro(12.9インチ)とKeynoteの組み合わせで乗りきる、iPadプレゼンTip5を紹介いたします。おそらく、他のプレゼンソフトでも似た機能があると存じますので、ご参考にしていただければ幸いです。

○iPadプレゼンTips1 スピーチ機能を活用する

 まずは、先日、海外からの学生に「Japanese Culture(日本文化)」のレクチャーをしたときにとても役に立ったTipsから。

 ちなみにスライドの製作はディスクトップを使っています。Mac OSの機能のひとつ「スピーチ」。いままで、あまり使っていませんでしたが、普段使わない英単語の発音を確認するときや、外来語と英語名が違うときの発音チェックにたまに利用しています。たとえば、「フィレンツェ」→「Florence(フローレンス)」、「チタニウム」→「Titanium(タイテーニウム」など。

スピーチを英語に切り替えるには「システム環境設定」の「アクセシビリティ」から

システムの声を好みのボイスに変更。ちなみに「Alex」はアメリカ英語発音で男性の声

 プレゼンで使う普段言い慣れないフレーズ、たとえばクラークの三法則と呼ばれる、「Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic」(十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない)」という、硬い英語表現。難しい単語も入って少し言い辛いです。そんなときは、スピーチ機能でお手本の発音を聞いてみます。日常会話でなら「Fine technology looks like a magic...」なんて言い換えれば済むんですけどねぇ…。

練習するフレーズを選択して右クリック→「スピーチ」で流暢に話してくれます

 もし、プレゼンで一切英語をしゃべらず、合成音声の英語だけで通すなら、音声ファイルをスライドに貼り付けることで、プレゼン中に再生することができます。音声ファイルを保存するときは、文章を右クリックで「サービス」→「スポークントラックをiTunesに追加」を選択して保存。ちなみに筆者は質疑応答のセッションもあったので、自力英語でやりました(笑)。

○iPadプレゼンTips2 開発者ノートを使いこなす

 開発者ノートは、プレゼン中のセリフなどをメモしておく機能です。プロジェクターなど、スクリーンにメモは表示されません。ストップウォッチ機能や次のスライドをiPadやMacBookなどの画面上のみに表示でき、プレゼンをスムーズにおこなうことができます。

開発者ノート(メモ)やストップウォッチ機能や次のスライドなど、スクリーンに映さずにiPad上に表示できる

○iPadプレゼンTips3 レーザーポインターの代わりになるアップルペンシル

 プレゼンを行い慣れた方なら、おそらくレーザーポインターをお使いでしょう。しかし、最近の輝度の高い(明るい)プロジェクターの場合、スクリーン上でレーザーの光が目立ちにくいことがあります。また、マルチディスプレイやマルチモニターのプレゼン会場も増え、レーザーポインターをどのスクリーンで示すのかを悩むケースもあります。

 そんなとき、アップルペンシルを使えば、プレゼン中にiPadの画面に触れるだけで写真などにマークアップすることができ、すべてのスクリーンに表示されるのでかなり便利です。

アップルペンシルと連携したマークアップ。数色を同時につかえるのもメリット

○iPadプレゼンTips4 本番は大きめの文字で

 あまり知られていませんが、プレゼンや講演の本番中は人前で話す緊張からアドレナリンが分泌され、瞳孔が大きめに開きます。なので、練習中に読めたメモが読みにくくなることがあります。もちろん、本番に強い人なら必要ありませんが、プレゼン用のメモは、普段より大きめのフォントにしておくのを忘れないでくださいね。

○iPadプレゼンTips5 スタンドがあると快適

 長めのプレゼンをするときは、iPadを片手で持ちながら行うより、演台やテーブルなどに置いて話したほうが快適です。プレゼン中はアップルペンシルを使ったり、スライドをタップやスワイプで進める必要がありますので、しっかりとしたスタンドがあると安定します。さらにケーブルなど、ぐらつきによる接触不良のリスクも少なくなります。

筆者が愛用のスタンド。2つの角度で使用できる

おまけ写真 先日、一橋大学ビジネススクールからいただいた英語講演の感謝状

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『芸術を創る脳』(共著、東京大学出版会)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。

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