リード速度が毎秒3000MB超の超高速SSDでサックサク!
処理能力に言及したので、ベンチマークテストで測定したスコアーを紹介しておこう。なお、処理能力を検証したモデルは2019年秋冬モデル上位構成の「CF-RZ8FFMQR」。比較対象として、2019年前半期に盛り上がった超小型ノートPCからCore m3-8100Y(2コア/4スレッド、1.1~3.4GHz)に8GBのシステムメモリー、256GB SSDを搭載したモデルで測定したスコアーを並べてみた。
まずは総合性能を計測できる「PCMark10」の結果から見てみよう。
やはり、CPUやメモリーなどの地力の差が出てレッツノートRZ8が総合で108スコアー上になった。他のテストもすべて勝利しているが、特にアプリの起動速度なども計る「Essentials」と、Office系アプリの快適さに関わる「Productivy」のスコアーで大きな差をつけている。
続いて、CPUベンチマークのド定番である「CINEBENCH R15」の結果だ。
こちらでもはっきりとした差がわかった。レッツノートRZ8は非力なPCが多い小型ノートPCの中でも、しっかりとした存在感を示していると言える。しかしながら、スタンダードな13.3型ノートPCによく採用されている、型番末尾が「U」のいわゆるUプロセッサーと比べれば、こちらは省電力に振ったYプロセッサーなので劣る。しかし、低価格PCに採用されるAtomなどと比べればはるかに優秀だ。そういった意味では、比較のCore m3-8100Y採用PCもそう悪いスコアーではない。
最後に、ストレージ性能を「CrystalDiskMark 6.0.2 x64」で計ってみよう。
どちらもPCI Express接続のSSDを搭載しているが、かなりの差がついた。シーケンシャルではリードもライトも倍以上高速だ。実際、評価作業中に通常の業務(記事執筆とAdobe Illustratorを用いたデザイン作業)でレッツノートRZ8を使ってみたが、処理能力で不満を感じることはなかった。