パナソニックは10月2日、コンバーチブルPCとしては世界最軽量をうたう約745gの10.1型レッツノート「Let's note RZ4」を発表した。店頭モデルは10月17日の発売。直販モデルは10月18日から、プレミアムモデルのみ10月23日から販売する。
B5大学ノート5冊分のコンパクトな筐体にインテルのCore Mを搭載
本体はおよそ幅250×奥行180.8×高さ19.5mm、重量約745gで、40枚綴りのB5サイズ大学ノート5冊分とほぼ同じフットプリントと厚さを実現。レッツノートシリーズの小型モバイルとしてはすでに11.6型のAXシリーズが販売されている(店頭モデルは販売終了)が、より取り回しのいい10インチクラスが欲しいという声を反映し、製品化に至ったのだという。
CPUにはインテルのモバイル向け最新プロセッサー「Core M」を採用する。
Core Mは14nmのプロセスルールを初めて採用したCPUで、性能を維持しつつ、消費電力を大幅に低減している。店頭モデルおよび直販の下位モデルはCore M-5Y10(0.80GHz、最大2.00GHz)。直販の上位モデルはvPro準拠のCore M-5Y70 vPro(1.10GHz、最大2.60GHz)を搭載。また、4860mAhに高密度化した4セルの新型バッテリーを内蔵し、JEITA 2.0規格準拠で約10時間の長時間駆動を実現しているという(従来のAXシリーズは6セルで4400mAh)。
ディスプレーはフルHDより垂直方向の情報量が多いWUXGA(1920×1200ドット)のノングレアIPS液晶。ホットスワップには対応していない。
本体は禁断の薄肉化に挑戦!
世界最軽量の実現にあたり筐体に新構造を採用し、天板はもっとも薄い場所で、AXシリーズの0.6mmから約0.45mmに、トップキャビネットは0.55mmから0.4mmに、ボトムキャビネットは0.45mmから0.4mmへの薄肉化を実現した。通常、PC筐体は強度を確保するためにある程度の肉厚を必要とするが、RZ4は部位ごとに厚みを変え、部分的に極限まで薄肉化した「VHフレームストラクチャー」を採用。必要な部分のみ0.55~0.8mmの肉厚を残し、筐体内部に十字型の補強を加えつつキャビネット同士をビス締結することで、内部の堅牢性を担保している。
また、天板のボンネットにはSXシリーズの「スリムタフボンネット構造」と同じ偏肉構造を採用し、液晶パネル部を低硬度ダンパーと高硬度ダンパーで補強する3層構造の複合ダンパーを使用している。これらの構造により薄肉と堅牢性を両立し、76cm動作落下、局部加圧試験など、レッツノートシリーズの従来通りの耐久試験を実施しているという。
キーストローク1.5mm、均等なキー配置を実現したキーボード
AXシリーズは11.6型と若干大きく、キーボード横に幅を取って外部入力端子を配置するスペースがあったが、RZ4は筐体サイズの都合上、キーボード下部に端子を配置する必要があり、筐体の厚み自体はわずかに増している。ただし厚みを減らさなかったメリットとして、1.5mmのキーストロークを確保でき、キーストローク1.2mmだったAXシリーズを上回る快適な打鍵感をうたっている。キーピッチは縦14.2mm、横16.8mmで、右下の方向キーを一段落とすことにより、均等なキー配列を実現しているという。
また、同社の独自アプリを搭載。「タッチパッド誤操作防止ユーティリティ」は、左右端などの領域を選んでタッチパッドを仮想的に無効化し、タイピング時の誤操作を防ぐことが可能だ。「画面共有アシストユーティリティ」は、選択したウィンドウの画面のみをプロジェクターや外部ディスプレーに表示するアプリ。手元で複数ウィンドウを操作しつつプレゼンを進めるような場合に活用できるだろう。
外部接続端子は、USB 3.0端子×3、アナログRGB端子×1、HDMI出力端子×1、SDカードスロット×1、ヘッドセット端子×1、有線LAN端子、セキュリティースロット。AXシリーズより小型化しつつ、USB端子は1つ増えているのが特徴的だ。
新色はブルー&カッパー!?
店頭モデルのカラーはブルー&カッパー、シルバーの2色展開。ビスの色にもこだわり、本体色とマッチしたカッパーなどを採用しているという。直販モデルはサンダーブルー、ハーモニックブルー、シルバーダイヤモンド、ジェットブラック、ライジングレッド(プレミアムモデル限定)の5種類のカラー天板を選択できる。また、SIMの装着や通信設定を工場で完了させ、開封後すぐに利用可能なLTE無線回線バンドルモデルも直販限定で販売する(2GHz、1.5GHz、800MHzのドコモ回線を使用、1.7GHzは非対応)。
レッツノート RZ4(店頭モデル)の主なスペック | |||||
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製品名 | SSD 128GBモデル | SSD 256GBモデル | |||
型番 | CF-RZ4CDDJR | CF-RZ4CDEJR | CF-RZ4CDFJR | CF-RZ4CDLBR | CF-RZ4CDMBR |
CPU | Core M-5Y10(0.80GHz) | ||||
メモリー | 4GB | 8GB | |||
SSD | 128GB | 256GB | |||
画面 | 10.1型タッチパネル(1920×1200ドット) | ||||
光学ドライブ | - | ||||
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0/1.0) | 約10時間/約14時間 | ||||
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | ||||
モバイル通信 | - | ||||
ウェブカメラ | フルHD対応(アレイマイク) | ||||
OS | Windows 8.1 Update | Windows 8.1 Pro Update | |||
Office | ─ | Office Home&Business PremiumプラスOffice 365サービス | |||
カラー | シルバー | ブルー&カッパー | シルバー | ブルー&カッパー | |
店頭予想価格 | 16万円前後 | 19万円前後 | 18万5000円前後 | 23万5000円前後 | 24万5000円前後 |
レッツノート RZ4(直販モデル)の主なスペック | ||||||||||
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製品名 | Core M-5Y10モデル | Core M-5Y10 LTEモデル | プレミアムモデル Core M-5Y70 SSD 256GBモデル |
プレミアムモデル Core M-5Y70 SSD 512GBモデル |
プレミアムモデル Core M-5Y70 LTEモデル |
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型番 | CF-RZ4CDDJP | CF-RZ4CDEJP | CF-RZ4CFDJP | CF-RZ4CFEJP | CF-RZ4ADLBP | CF-RZ4ADMBP | CF-RZ4ADNBP | CF-RZ4ADPBP | CF-RZ4AFNBP | CF-RZ4AFPBP |
CPU | Core M-5Y10(0.80GHz) | Core M-5Y70 vPro(1.10GHz) | ||||||||
メモリー | 4GB | 8GB | ||||||||
SSD | 128GB | 256GB | 512GB | |||||||
画面 | 10.1型タッチパネル(1920×1200ドット) | |||||||||
光学ドライブ | - | |||||||||
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0/1.0) | 約10時間/約14時間 | |||||||||
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | |||||||||
モバイル通信 | - | LTE・Xi | - | LTE・Xi | ||||||
ウェブカメラ | フルHD対応(アレイマイク) | |||||||||
OS | Windows 8.1 Update | Windows 8.1 Pro Update/Windows 7ダウングレード選択可 | ||||||||
Office | Office Home&Business PremiumプラスOffice 365サービス選択可 | |||||||||
カラー | シルバー | ブルー&カッパー | シルバー | ブルー&カッパー | シルバー | ブルー&カッパー | シルバー | ブルー&カッパー | シルバー | ブルー&カッパー |