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2.5インチ対応6ベイNAS「DS620slim」にNAS用SSDを組み込んで小型&利便性の高い環境を構築してみた

2019年10月24日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトラハッチ/ASCII

提供: アスク

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 ストレージの残量が心もとないなら、何らかの形で増設すればよい。特に内蔵ストレージの容量が少ない状況で作業するのは、パフォーマンスも犠牲になるし、最悪保存できなくなるというリスクもある。断捨離が素直にできればよいが、写真や動画といった思い出に繋がるデータは極力キープしたくなるものだ。

 デスクトップPCなら空いたドライブベイに裸のHDDやSSDを組み込めばよいが、昨今のノートPCでは内蔵ストレージ増設の余地がないことも珍しくない。するとUSB外付けストレージを導入するのが一番イージーな選択となるが、より利便性を重視するならネットワークHDDの「NAS」の導入を考えてみてはどうだろうか。

 NASといえば小規模オフィスや家族で共用するデータストレージというイメージが強い。コンパクトな1ベイ〜2ベイタイプの家庭用向けNASもあるが、今回はあえて拡張性の高い6ベイタイプのNASに注目した。3.5インチドライブ対応の6ベイは巨大だが、2.5インチ専用なら場所は取らない。今回準備したのはSynology「DiskStation DS620slim(以降DS620slim)」だ。

3.5インチドライブ版である「DiskStation DS1618+」と比較すると、DS620slimの小ささがわかる。3.5インチ版は10TBクラスのHDDにも対応できるメリットもあるが、デカいというデメリットは大きい

 DS620slimは幅151mm、奥行き175mmと小型のボディーだが、内部にCeleron J3335(2コア/2スレッド、最大2.5GHz)を内蔵。メモリーは2GB(DDR3L)を標準で搭載しているが、最大6GBまで拡張可能だ。

フロントには電源ボタンと各種インジケータLED、その下に6基のドライブベイが並ぶ

背面にはギガビットイーサとUSB3.0が各々2系統ずつ。LANはリンクアグリゲーション(LAGG)に対応しているが、これを活かすにはハブ側がLAGGに対応している必要がある

電源はACアダプターから取得する

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