齊藤氏の特注PCのツイートからコラボPCのプロジェクトが開始!
しかし、根強い人気があるとはいえ、なぜ今、ニーア オートマタコラボPCなのか。また、ニーア オートマタコラボPCとはいったいどのようなものなのか。スクウェア・エニックスの取締役兼執行役員で、ニーア オートマタのプロデューサーを務めた齊藤陽介氏(以下敬称略)に話を伺った。
編集部 今日はよろしくお願いします。まず、最初に伺いたいのですが、ニーア オートマタのコラボPCが登場するまでのいきさつがあれば教えてください。
齊藤 私が個人的にPCを新調しようと思いまして、ツクモさんに「ヨルハモデル」って作れます?とお願いしたことがきっかけです。出来上がったPCの写真をTwitterで紹介すると、フォロワーから欲しいとかどこで買えますかとか非常に好評を博しまして、そこからコラボPCのプロジェクトがスタートしました。
来年は、ニーア オートマタの発売後3周年、前作となる「ニーア ゲシュタルト/レプリカント」から10周年を迎えるほか、弊社のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」(以下、FFXIV)に「ニー ア」シリーズを手がけたスタッフをゲストクリエイターとして迎えたレイドが実装されることもあり、このコラボPCで、またひと盛り上がりがくるといいなと思っています。
編集部 コラボPCとはどういったものなのでしょうか?
齊藤 まだお見せできないのが残念ですが、ニーアらしいデザインにこだわっています︕またツクモさんから、何かグッズを特典として付けたいという提案をもらって、現在マウスパッドなど検討中です。詳細発表をお楽しみに︕
編集部 発売から2年が経過し、累計400万本の出荷およびダウンロード数を達成しましたが、これはPS4版とSteam版のどちらが多いのでしょうか?
齊藤 具体的な数字は言えませんが、ワールドワイドの話をさせていただきますと、Steam版も非常に好評いただいていますね。Steam版に関しては最初からやりたいと思っていたのですが、何が何でもSteam版を出すというほどでありませんでした。しかも、PCはプレイするユーザーによって環境が異なりますから、開発は非常に大変でした。でも、ワールドワイドでご好評いただいて400万本まで達成しまして、Steam版を開発してよかったなと思っています。
編集部 ユーザーによって環境が異なるというのは具体的には何でしょうか?
齊藤 一番大きいのはグラフィックスカードですね。Steam版の開発の際には、NVIDIAさんやAMDさんにはお話をさせていただきましたが、開発は本当に大変でした。