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T教授の「戦略的衝動買い」 第545回

ウェアラブルウォッチ開発用ボード「watchX」を無謀にも衝動買い

2019年08月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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組み立てと起動が完了すると
筆者の興味はまだ見ぬベゼル(外殻)のほうへ

 しかし、その熱も冷めると根っからミーハーな筆者は、その前に今回のwatchXを包むまだ見ぬベゼル(外殻)のほうに興味の大半が移ってしまった。当初はデバイスに粘着両面テープでOLEDとバッテリーを貼り付けたままでベルトを通して腕時計として使ってみたが、組み立て時の注意事項であった「OLEDは極めてセンシティブで壊れやすい」と言う断り書きが頭にこびりつき、そのことを譲れない大義として、内部のプログラミング的カスタマイズより先に、ベゼルの製造を優先した。

 とは言え、味はあるがwatchXのベゼルを紙粘土やボール紙で格好良く作ることもできずに思案に暮れていた。幸いにもwatchXのサイトからは、詳細な取説などと並んで、watchXのベゼルの3Dプリンター用データをダウンロードできる仕組みがあった。

 ちょうどその時、シアトルと秋葉原近くの両ロケーションでごく最近二重生活を始めた友人がいたことを思い出した。かなり以前から3Dプリンターを使っており、日本の家にも3Dプリンターを持ってきていることも思い出した。

 そこで早速、先ほどの3Dデータの在処だけを送って厚かましくも速攻で、ベゼルの印刷をお願いした次第だ。アッと言う間に最初の白いベゼルはでき上がってきた。最終的にどう使うか、他の色もお願いするのか……いろいろ悩むところがあったので、ひとまずは剥き出しだったwatchXのデバイス本体を白いベゼルで包んで、外れないようにあちこちをセロテープで貼り付けて数日使ってみた。

3Dプリンターに詳しい友人にお願いして、一晩でひとまず白いベゼルを作っていただいた

3Dプリンターに詳しい友人にお願いして、一晩でひとまず白いベゼルを作っていただいた

3Dプリンター凄い! ベゼルを装着して一気に腕時計度をアップした筆者のwatchX。ミーハーな筆者にとってベルトを通すループ部分が基盤の切り裂きなのが自慢だ。ベゼルの表裏は外れそうなので、セロテープで何ヵ所かを固定した

3Dプリンター凄い! ベゼルを装着して一気に腕時計度をアップした筆者のwatchX。ミーハーな筆者にとってベルトを通すループ部分が基盤の切り裂きなのが自慢だ。ベゼルの表裏は外れそうなので、セロテープで何ヵ所かを固定した

ベゼルを取り付けて腕に装着すると安定感がまったく違う。手作り風デジタルウォッチ風の粗さや剥き出しのmicroUSBポートが良い味を出している

ベゼルを取り付けて腕に装着すると安定感がまったく違う。手作り風デジタルウォッチ風の粗さや剥き出しのmicroUSBポートが良い味を出している

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