世界人口の半分以上が東京オリンピックを見ることになる
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の古宮正章副事務総長は、「東京オリンピック・パラリンピックでは、史上最もイノベーティブな大会を目指している。イノベーティブに大切なのはテクノロジーであり、今大会を契機に、新たなテクノロジーを世界に広げていきたい。
パナソニックの高速追随プロジェクションマッピングは大会全体を盛り上げてくれる技術として注目している。そして、パナソニックの技術は、これから1年でさらに進化していくだろう。ますます期待したい」と語る。
対して、パナソニックでは「東京オリンピック・パラリンピックが目指すイノベーティブな大会の実現に貢献したい」としながら、
「東京オリンピック・パラリンピック以降も、超高輝度、高精細大画面表示への対応のほか、ホログラムやメッシュスクリーンへの対応、ムービングプロジェクションへの対応、さらには、AIの活用などにも取り組んでいきたい」と、この技術をさらに進化させる姿勢をみせる。
IOCのバッハ会長は「2020年の東京オリンピックが開催されると、世界の人たちが日本を注目し、世界人口の半分以上が東京オリンピックを見ることになる。いまから1年後、日本は歴史を作ることになるだろう」と期待する。
そして、安倍首相は「大きな夢と感動を与える舞台は着実に整いつつある。1年後にこの東京で、みなさんとお会いし、オリンピックの感動をともに分かち合うことができることを楽しみにしている」とする。
東京オリンピックは、日本から発信される新たなテクノロジーが世界に示される場にもなる。
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