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松村太郎の「"it"トレンド」 第266回

WearableにHearable、身の回りの「〇〇able」を探す

2019年07月31日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

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もう一つ重要な方向性

 新しいテクノロジーのスタイルとして、もう一つ重要だと思うのは、今までできなかったことを実現するということです。

 ウェアラブルデバイスは、確かに手首にプログラミング可能なディスプレイを装着することも重要ですが、やはり無意識のうちに捨てられていた「人間の活動」のデータを集めて可視化する部分が有用だと評価されているのではないでしょうか。

 だからこそ、より汎用的なスマートウォッチもアクティビティ計測から出発し、人々の共感を集めようとしたと考えています。このように、その新しい〇〇-ableによって、何を実現できるのかという部分のインパクトの大きさが、次のテクノロジーの成否を分ける部分ではないかと考えています。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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