COMPUTEX TAIPEI 2019レポート

MSI、コンシューマー機ゲーマー向けの湾曲4K液晶「Optix MAG321CURV」など展示

文●ジサトラショータ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 COMPUTEX TAIPEI 2019のMSIブースでは、31.5インチの湾曲4K液晶「Optix MAG321CURV」など、ディスプレー関連の新製品が展示されていた。

コンシューマー機で遊ぶゲーマー向け? 「Optix MAG321CURV」

「Optix MAG321CURV」

 「Optix MAG321CURV」は、4K解像度(3840×2160ドット)の湾曲ゲーミングディスプレー。液晶の曲率は1500R(半径1500mmの円に近似する曲線)で、HDR表示にも対応する。曲率が高いため複数人での画面視聴は難しいものの、そのぶん没入感は高くなると言える。本体背面にはRGB LEDを搭載しており、「Mystic Light」により発光カラーやパターンを変更可能だ。

本体背面

 リフレッシュレートは60Hzで、PC向けのゲーミングディスプレーとしてはややパンチが弱い数字に感じる人も多いだろう。しかし国内の担当者によれば、この製品は「コンシューマーゲームで遊ぶユーザー向けに投入したい」とのこと。PlayStation 4 Proなどの一部最新ハードは4K HDRに対応しているものの、60fpsを超える表示はできないため、確かにこのディスプレーにマッチする。湾曲ディスプレーで国内2位のシェアを誇るMSIとしては、コンシューマーハードでもリッチなゲーム環境を構築したいゲーマー層の掘り起こしを行う足がかりとして、この「Optix MAG321CURV」をリリースしようというわけだ。

 価格はおおよそ6万円台で、国内では近日中には登場する見込み。なお、展示サンプルはなかったものの、パネルサイズを24インチに落としたモデルも国内投入する可能性があるようだ。

国内にも投入されるフラットパネル採用ディスプレー「Optix MAG271R」

「Optix MAG271R」

 「Optix MAG271R」は、解像度フルHD(1920×1080ドット)、リフレッシュレート165Hz対応の27インチディスプレーだ。液晶はVAの平面パネルで、応答速度は1ms前後。今のところ、国内のMSI製ゲーミングディスプレーのラインアップは湾曲パネル採用モデルのみだが、本製品は近日中にリリースされるとのこと。価格は1万円~2万円台となる見込み。

開発中製品やコンセプトモデルも

 そのほか、ブースには開発中製品やコンセプトモデルも展示されていた。

34インチのクリエイター向け液晶「Prestige PS341WU」。画面解像度は5120×2160ドットと、4Kをさらに横に広げているのが特徴で、同じくクリエイター向けのハイエンドPC「Prestige P100」とあわせての使用を想定しているとのこと。投入時期は未定

アスペクト比32:9の49インチ湾曲ワイドディスプレー「Optix MAG491CQ」。現在のところ、販売の予定はないとか

解像度3440×1440ドットの34インチ湾曲UWQHDディスプレー「Optix MPG341CQR」。144Hzのハイリフレッシュレート表示が可能なほか、HDR(Display HDR 400)にも対応。国内での投入時期は決まっていないようだ

【関連サイト】

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2017年
01月
03月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
2016年
01月
03月
05月
06月
09月
11月
2015年
01月
03月
04月
06月
2014年
05月
06月
09月
10月
11月