デル、第10世代Coreプロセッサー搭載の「XPS 13 2-in-1」など全18製品をCOMPUTEXで発表 (1/3)
2019年05月29日 15時00分更新
米デルは5月28日、「COMPUTEX TAIPEI 2019」初日にメディア向けイベント「Dell Computex International Press Event」を開催し、最新のコンシューマー向けPCおよびゲーミングPCを発表した。今回発表したのはXPS、Alienware、Dell Gaming、Inspiron、Precisionなどの5シリーズ18製品。すべての製品が5月から8月にかけて順次発売する予定だ。
XPSシリーズは「XPS 13 2-in-1」などを用意
「XPS 13 2-in-1」はフレームレスディスプレーを16:10の比率に変更した2 in 1 PC。ディスプレー面積が7%拡張されたことにより、さらに全画面感が強調されている。ウェブカメラはディスプレー上部に搭載。FHD+とUHD+のディスプレーが用意されており、HDR400認定のUHD+パネルではDolby Vision対応のHDRコンテンツを鑑賞可能だ。またカラーパフォーマンスを損なわずにブルーライトをカットするとうたう「Eyesafeディスプレイ」機能が新たに採用されている。
CPUは第10世代のCore i3-1005 G1/Core i5-1035 G1/Core i7-1065 G7、メモリーは4GB/8GB/16GB/32GB、ストレージは256GB/512GB/1TB(PCIe SSD)、ディスプレーは13.4インチFHD+(1920×1200ドット、500ニト、タッチ対応)/13.4インチUHD+(3840×2400ドット、500ニト、タッチ対応)から選択可能。本体サイズ/重量は297×207×7〜13mm/1.32kg。51WHrのバッテリーを内蔵し、通信機能はKiller AX1650 (2x2) built on Intel WiFi 6 Chipset + Bluetooth 5.0を搭載する。
デルのフラッグシップノートPC「XPS 15」は、最新の第9世代Coreプロセッサーを採用。8コア16スレッドの「Core i9-9980HK」と「NVIDIA GeForce GTX 1650」を組み合わせることが可能で、従来モデルよりもパフォーマンスが引き上げられている。ディスプレーにはXPSシリーズとしては初めて有機ELパネルが選択可能で、DCI-P3 100%の色域と高いコントラスト比が実現されている。またウェブカメラはディスプレー下部から上部に移動されており、自然な画角でビデオ通話が可能だ。
CPUは第9世代のCore i5-9300H/Core i7-9750H/Core i9-9980HK、メモリーは8GB/16GB/32GB/64GB、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe SSD)、ディスプレーは15.6インチFHD(1920×1080ドット、500ニト)/15.6インチUHD(3840×2160ドット、タッチ対応、500ニト)/15.6インチOLED UHD(3840×2160ドット、タッチ非対応、400ニト)、バッテリーは56WHr/97WHrから選択可能で、外部グラフィックスとして「NVIDIA GeForce GTX 1650」を搭載する。本体サイズ/重量は357×235×11〜17mm/1.8kg(56WHr、タッチ非対応モデル)または2kg(97WHr、タッチ対応モデル)。通信機能はKiller AX1650 (2x2) built on Intel WiFi 6 Chipset + Bluetooth 5.0を搭載する。
デザインを一新したゲーミングノートPCのAlienwareシリーズ
「Alienware m15」と「Alienware m17」はデザインを一新したゲーミングノートPC。重量は「Alienware m15」が約2.1kg、「Alienware m17」が約2.6kgで、さらにそれぞれAlienwareシリーズの15インチモデル、17インチモデルとして史上最薄ボディーを実現している。また「Alienware m15」には「Tobiiアイトラッキング」が、「Alienware m17」には「Eyesafeディスプレイ」を採用するなど、ゲーム環境を充実させるディスプレー技術が搭載されている。さらにパフォーマンスを向上させつつも、新たに最適化したサーマルモジュールデザインが採用されており、「Alienware m15」は20%、「Alienware m17」は25%、エアフローが向上しているという。
「Alienware m15」のCPUは第9世代のCore i5-9300H/Core i7-9750H/Core i9-9880H/Core i9-9980HK、メモリーは8GB/16GB、ストレージはシングル構成で256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe SSD)/512GB(Intel Optane)、デュアル構成で512GB/1TB/2TB/4TB(PCIe SSD)/512GB(Intel Optane)+512GB(PCIe SSD)、ディスプレーは15.6インチFHD(1920×1080ドット、60Hz)/15.6インチFHD(1920×1080ドット、144Hz)/15.6インチFHD(1920×1080ドット、240Hz)/15.6インチOLED UHD(3840×2160ドット、60Hz)、外部グラフィックスはGTX 1650/GTX 1660 Ti/RTX 2060/RTX 2070/RTX 2080から選択可能。本体サイズ/重量は360.5×276×17.9〜20.5mm/2.16kg。76WHrのバッテリーを内蔵し、通信機能はKiller Networking E2600 Gigabit Ethernet NICまたはKiller Networking E3000 2.5Gbps Ethernet NIC を選択可能で、合わせてIntel Dual-Band Wireless-AC 8265 with MU-MIMO+Bluetooth 4.2が搭載される。
「Alienware m17」のCPUは第9世代のCore i5-9300H/Core i7-9750H/Core i9-9880H/Core i9-9980HK、メモリーは8GB/16GB、ストレージはシングル構成で256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe SSD)/512GB(Intel Optane)、デュアル構成で512GB/1TB/2TB/4TB(PCIe SSD)/512GB(Intel Optane)+512GB(PCIe SSD)、ディスプレーは17.3インチFHD(1920×1080ドット、60Hz)/17.3インチFHD(1920×1080ドット、144Hz)、外部グラフィックスはGTX 1650/GTX 1660 Ti/RTX 2060/RTX 2070/RTX 2080から選択可能。本体サイズ/重量は399.8×295.5×18.6〜20.5mm/2.63kg。76WHrのバッテリーを内蔵し、通信機能はKiller Networking E2600 Gigabit Ethernet NICまたはKiller Networking E3000 2.5Gbps Ethernet NIC を選択可能で、あわせてIntel Dual-Band Wireless-AC 8265 with MU-MIMO+Bluetooth 4.2が搭載される。
Alienwareからは7.1chゲーミングヘッドセット「Alienware 7.1 Gaming Headset AW510H」、ステレオゲーミングヘッドセット「Alienware Stereo Gaming Headset AW310H」も発表されている。チャンネル数は異なるが、どちらにも50mmハイレゾリューションドライバーが内蔵され、非露出式の延長ケーブルと収納式のブームマイクが採用されている。
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