世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
AI業界の「白人男性偏重」がなくならない根本的な理由
人工知能(AI)分野における白人男性偏重の問題は以前から指摘されているが、依然として解決の兆しは見えていない。
「あなたの声」のまま変換、グーグルの新しい翻訳システム
グーグルが、ある言語で入力した音声を、話者の声の特徴を保ったまま別の言語の音声で出力する自動翻訳システムを開発した。ある言語での話者の「声紋」を別の言語にマッピングするように訓練したニューラルネットワークを利用する。
機械学習は「因果性」を発見できるか? 著名研究者がICLRで提案
深層学習の人工知能(AI)は、多くのデータの中から関連性を発見することは得意だが、因果性を見い出すことはできない。5月上旬に米国で開催された「ICLR2019」で、著名なAI研究者が因果関係を分析する新しいフレームワークを提唱した。
3月のテスラ車死亡事故、オートパイロット中に発生
テスラ(Tesla)のオートパイロット・モード起動時の米国での死亡事故はこれで3件目となった。
米「ファーウェイ排除」へ大統領令に署名、部品調達も制限へ
この大統領令は、特定の国や企業を対象としたものではないとされているが、中国企業であるファーウェイ(Huawei)および中国のハイテク産業を念頭に置いたものであることはほぼ間違いない。
世界地図を更新し続ける 中国の巨大浚渫船
権力を得られるのは、領土を支配する者だけではない。領土を造り出せる者もそうだ。世界最大となった中国の浚渫(しゅんせつ)産業は領土拡大の重要な道具になっている。
スパコンと量子コンピューターは結局どちらが速いのか?
量子コンピューターの性能が従来の最も強力なスーパーコンピューターを凌駕する「量子超越性」の達成が近いと言われている。しかし、従来のコンピューターと仕組みのまったく異なる量子コンピューターの性能をどのように測定し、比較すればよいのだろうか。
インテル製CPUに新たな脆弱性、2011年以降の「ほぼすべて」に影響
サイバーセキュリティの専門家らにより、インテルのチップに新たに4つの脆弱性が発見された。同社が2011年以降に製造してきたほぼすべてのチップに影響する。
この連載の記事
-
第311回
ビジネス
マイクラ内に「AI文明」誕生/米司法省、グーグルにChrome売却も要求 -
第310回
ビジネス
CO2排出「責任論」の複雑な現実/「奇跡の薬」エクソソームの実態 -
第309回
ビジネス
AIの「頭の中」で何が起きているのか/トランプ再選でCOP29はどう動く? -
第308回
ビジネス
驚きのマイクラ風生成動画/AIは量子コンピューターを不要にするか -
第307回
ビジネス
オープンAIが強化するプラットフォーム戦略/トランプ再選、気候対策への影響は? -
第306回
ビジネス
生成AIモデルを作って学ぶMITの新アプリ/MITTRが選ぶ日本発U35イノベーター -
第305回
ビジネス
大規模農業を脅かす「スーパー雑草」/チャットGPTは相手の名前で対応が変わる? -
第304回
ビジネス
チャットGPTの回答は名前で変わる/ノーベル賞受賞者が語っていたこと -
第303回
ビジネス
「GPT-4o超え」のオープンモデル/ジェフリー・ヒントン、 ノーベル物理学賞受賞 -
第302回
ビジネス
CRISPR、発明者が特許一部取り下げへ/AIで進化したARグラス -
第301回
ビジネス
米国で感染拡大「鳥インフル」に警戒/未知の環境で使えるロボットAIモデル - この連載の一覧へ