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屋内向けで安全性が高いとうたう

ドコモ、羽根のないドローンを開発

2019年04月17日 19時05分更新

文● 上代瑠偉/ASCII

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羽根のないドローン外観

 NTTドコモは4月17日、屋内向けで安全性が高いとうたう、飛行船型の「羽根のないドローン」を開発したと発表。ドローンを活用する新たなビジネス創出に向けたもの。直径は最大約90cm。最大飛行速度は約20cm/秒。連続飛行時間は約1~2時間。

機体側面の超音波振動モジュール

 空中を自在に飛行しながら、人々の生活をサポートする新たなデバイスの創出をめざして開発したという。プロペラや翼で空中を移動する従来のドローンとは異なり、ヘリウムガスを充填した風船の浮力で浮遊。空気ポンプとして動作可能な超音波振動モジュールで推進力を生み出し、空中を移動するとのこと。

本体への映像投影イメージ

 従来のドローンは、プロペラや翼などが人や物に衝突すると、大きな怪我や破損につながる可能性があった。本ドローンは、微小な振動で風を起こす超音波振動モジュールを活用。飛行時の音が静かで、安全なドローンを実現したという。

 今後は、イベント会場やコンサートホールなどの屋内で本ドローンを飛行することで、空飛ぶ広告や道案内などに活用可能。機体に搭載したカメラから撮影した映像と、画像解析技術を組みあわせ、空中からの監視や警備ソリューションにも活用できる。ドローン本体にプロジェクションマッピングし、空中に映像を表示できる空間演出ソリューション提供も検討するとしている。

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