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私→WRC ― 第2回

女性ドライバーでWRCを目指す第一歩を新城で踏み出した!

2019年04月13日 15時00分更新

文● 板倉麻美 撮影●中島正義 編集●スピーディー末岡/ASCII編集部

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女子オンリーのラリーチーム爆誕!
茂原の女王や元アイドルがラリーに参戦!

 ASCII読者のみなさん、初めまして。この連載の執筆とドライバーを担当する板倉麻美と申します。ちょっと自己紹介をさせていただくと、私は茂原サーキットを走ることが好きな普通のクルマ好き女子だったんですが、アブない人(チームの松井監督)に目をつけられてしまったため、突然JAF全日本ラリー選手権にシリーズ参戦するという意味不明な状況に陥っています。

 そもそも、JAFの公認競技に参戦したこともないしラリーのルールも知らなかったのに、今年に入ってからレギュレーションのお勉強、林道ペースノートドライビング、国内Aライセンス取得まで一気に詰め込んで、3月には「2019年 JAF全日本ラリー 第2戦 新城ラリー」のエントラントリストに名前が載るというオィット・タナック選手(トヨタのラリーライバー)も敵わないであろうスピード感でコトが進んでいるのです。ついでに、この連載の原稿も私が書くことになっていました。

 というわけで、私が参戦するのは全日本ラリーの「JN6」クラスといって、排気量1500ccまでのオートマ車両や電気自動車、ハイブリッドカーなどがエントリーするクラスです。私のマシンはトヨタ・ヴィッツ GRスポーツのCVT車両。普通に一般道をたくさん走っているヴィッツちゃんとあまり変わりません。

 そんな普通のヴィッツに、FIA(国際自動車連盟)の附則J項規格のロールケージを溶接し、サスペンション、ブレーキ、シート、シートベルトをラリー用にしただけです。しただけって書いたけど、ぶっちゃけめちゃくちゃお金はかかっています。

 このマシンのキモになるのは、なんといってもTOYOTA GAZOO Racingから供給されるスポーツCVT。みなさん「えっ? CVTでモータースポーツ(笑)」なんて思ってませんか? ええ、私も想像できませんでした。茂原はライトチューンのインプレッサで走ってましたし。

 でも、このトヨタ東富士研究所謹製スポーツCVTは、プッシュベルトやトルクコンバーター、減速比を走りに振った仕様で、さらに機械式LSDまで追加しているというスペシャルな逸品なのです!

 制御系も変更されて、SS(スペシャルステージ)モードにすると速度域に関わらずエンジン回転数を常時6100回転にキープしてくれます。右足→アクセル、左足→ブレーキという完全に2ペダル仕様のラリーカーになるんです。

 こんなスゴいマシンを与えられて臨んだ、愛知県での「新城ラリー2019」(3月16~17日開催)。初戦の目標は当然完走することです! なんといっても初ラリーなので……。ラリーがどういう行程で進んでいくのかもあやふやなので、完走すらハードル高すぎです。もっと初心者に優しいTGRラリーチャレンジくらいから始めたかった……。

 でも、ひとつ安心なのはベテランのコ・ドライバー(ナビゲーター)さんが横に座っててくれること。今回コンビを組んだのは、長年全日本ラリーに参戦してる蔭山 恵選手です。

コ・ドライバーの蔭山 恵選手(左)

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