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XperiaからWALKMANまで! ソニー好きのソニー製品徹底レビュー 第30回

ソニーの「PS-LX310BT」はBluetoothを備えたレコードプレーヤーの新定番!

2019年04月16日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集● ASCII編集部

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 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はソニーのレコードプレーヤー「PS-LX310BT」を紹介します。

レコードブームが再燃したいまだからこそ
ソニーの新型レコードプレーヤー「PS-LX310BT」を買う!

 ここ1~2年ぐらい買いたかったけどポチれなかったのが「レコードプレーヤー」。Amazon.co.jpなどで1万円を切る価格のレコードプレーヤーが数多く販売されているのは知っていましたが、レビューに「回転数がおかしい」などの微妙なコメントが目立っていたりして、結局購入にはいたらなかったのです。

 そんなワタシの前に現われたのがソニーの新型レコードプレーヤー「PS-LX310BT」。実売価格が2万7000円前後と手頃な価格で、Bluetooth接続機能も搭載しています。と言うわけで即ポチったわけですが、一刻も早く触ってみたくてソニーから実機を借用しました!

ソニー「PS-LX310BT」実売価格2万7000円前後

 昭和世代のワタシですがレコードプレーヤーを買うのは初めて。レコードプレーヤーって自分で組み立てるんですね。組み立て自体はカンタンでしたが、結構細かくパーツが分かれていて、箱から取り出すのがちょっと大変でした。

 パッケージにはプレーヤー本体、ダストカバー、ターンテーブル(ドライブベルト付き)、ターンテーブル用マット、45回転アダプター、ダストカバー用ヒンジ×2、ACアダプター、USBケーブル、説明書が同梱されています

こんな状態のレコードプレーヤーを見るのは初めて。実家のレコードプレーヤーは父親が買ったので、自分では買ったことがなかったのです

 構造は単純なので、組み立て時の注意点はドライブベルトをプーリーにかける際にねじらないようにすることぐらいです。パーツを全部取り出していれば、組み立てには5分もかかりません。

本体前面

本体背面

本体上面

 「PS-LX310BT」はPHONO入力端子、AUX入力端子、アナログ入力端子にオーディオケーブルで接続可能ですが、今回はBluetooth経由で手持ちのオーディオコンポに接続しました。

 左手前にあるBluetoothボタンを2秒長押ししてから離すと、青いランプが点灯してペアリングモードに入ります

 あとはオーディオコンポから機器登録すればオーケーです

 さて肝心の音質ですが、予想というか、記憶していた音よりはるかによかったです。最近ワタシは気に入った音楽をハイレゾ音源で購入していますが、それでも「レコードってこんなに音よかったっけ?」というのが率直な感想。もちろんハイレゾ音源と聴き比べれば歴然とした差がありますが、個人的にはノスタルジー抜きに十分鑑賞に浸れる音質だと感じました。

 金額の桁が異なるオーディオシステムでは別次元の音が楽しめるのでしょうが、ワタシぐらいのライトな音楽ファンには十分すぎるクオリティーです

 ストリーミング音楽サービス全盛のいま、24時間かけっぱなしでも尽きることがないほどの音楽が身の回りにありますが、中古ショップなどを訪れるとすっかり忘れていた思い出のアルバムに出会えることがあります。

 アルミ製トーンアームやアルミダイキャスト製プラッターなどのパーツを採用しつつ、Bluetooth接続機能を搭載して実売価格2万7000円前後と手頃な価格を実現した「PS-LX310BT」は、レコードプレーヤーの新定番と言えるでしょう。

アナログレコードならではの暖かみのある音は、部屋をちょっと暗くしてゆったりと音楽を楽しむのにもってこいです


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