このページの本文へ

アプリケーションにフォーカスしてきた実績を強調

APMベンダーのNew Relic、日本での本格始動を開始

2019年03月14日 11時30分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2019年3月14日、アプリケーションパフォーマンス管理(APM)を手がけるNew Relic(ニューレリック)は、初開催の自社イベント「FutureStack Tokyo」の開催にあわせて記者発表会を実施した。登壇した米New Relic CEO ルー・サーニー氏は、グローバルでの実績を強調するとともに、アプリケーションへのフォーカスを差別化要因として挙げた。

米New Relic CEO ルー・サーニー氏

グローバルで1万7000社の実績を持つAPM

 2008年に創業したNew Relicはクラウド型のAPMサービスを提供するベンダーで、AirBnB、GitHub、MLB(Major League Baseball)グローバルでは1万7000社に上る。昨年8月には日本法人New Relicを設立しており、ユーザー企業も楽天、JapanTaxi、Sansan、ミクシィなど、すでに数百社を超えているという。

 米New Relic CEOのルー・サーニー氏は、「A more perfect internet」というNew Relicのビジョンを披露し、そのための手段としてインターネットでの計測(モニタリング)が重要になると説明した。また、サーニー氏はMLBでのリアルタイム配信の事例を挙げ、「気に入ったプレイヤーを視聴者に見てもらうのは、システムの調和が必要で非常に難しい」と指摘。これを実現するためには、複雑なシステムの構成要素を計測する必要があるが、個別のツールを用いると管理も複雑になり、ユーザーエキスペリエンスも低下するという。

 これに対して「One Place To See It All」を謳うNew Relicは、システム全体を包含する形でエンドユーザーの体験、アプリケーション、インフラ、さらにはビジネスの成長までをモニタリングできる。昨年からDataDogやSumoLogicなどクラウド型の監視・APMツールのベンダーが日本に次々進出しているが、New Relicのメリットとして「アプリケーションにフォーカス」「クラウド型での提供」「導入が容易」「問題の検知が容易」「スケールが容易」「最新テクノロジーに対応」などを挙げた。特に差別化ポイントとしてAPM分野での実績を強調しており、「UXは顧客満足度を左右する。われわれは複雑なアプリケーションをリアルタイムにモニタリングできる」(サーニー氏)とアピールした。

「One Place To See It All」を謳うNew Relic

 日本法人であるNew Relic 代表取締役社長の小西真一朗氏は、世界第2位のAPM市場である日本に期待するとともに、基本戦略として「すべてのお客様のデジタルトランスフォーメーションを支援する」を掲げる。また、ジャパン・クラウドと合弁で設立された日本法人の設立については、「長期的な投資と位置づけ、明確なコミットメントをもって設立している」と強調。今後数年で数百社の顧客基盤をさらに積み上げ、会社の規模も100名以上に引き上げていきたいと語る。

New Relic 代表取締役社長 小西真一朗氏

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

  2. 2位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  3. 3位

    ITトピック

    IT技術者の8割超「AI生成コードには人間のレビューが必要」/「偽・誤情報を見破れる」と自信を持つ人はICTリテラシーテストの正答率が低い、ほか

  4. 4位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  5. 5位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  6. 6位

    TECH

    攻撃するAIと防御するAI 日本企業のセキュリティ対策にいま何が必要か?

  7. 7位

    デジタル

    買い切り型クラウド「pCloud」がDX総合EXPOへ CEO来日で日本展開を加速

  8. 8位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  9. 9位

    Team Leaders

    SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法

  10. 10位

    ビジネス

    開発案件の立ち上げを「60分から1分」に ソースコード管理も一本化したKDLのBacklog活用術

集計期間:
2026年07月18日~2026年07月24日
  • 角川アスキー総合研究所