このページの本文へ

250種類以上のサービスとつないで運用監視を省力化

Datadogならインフラ監視からAPM、ログ分析まで全部入り

2018年07月12日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 グラフをくわえるわんちゃんのロゴでおなじみDatadogが日本法人を設立した。クラウドの運用監視というイメージが強いが、最近はAPM(Application Performance Monitoring)やログ分析まで包括的に手がけるほか、マルチクラウド・ハイブリッドクラウドの運用監視にも効力を発揮する。日本法人カントリーマネージャーの中川 誠一氏に話を聞いた。

Datadog 日本法人 カントリーマネージャー 中川誠一氏

クラウドの台頭とともにユーザー層を拡大

 Datadogは、2010年に2人のフランス人によってニューヨークで創業され、クラウド型の運用監視ツールを手がけている。インフラ監視からスタートしたDatadogはまずAirBNBやNetflixなどのスタートアップが使い始め、今ではエンタープライズにまでユーザー層が拡大している。「データセンターからクラウドに移行するタイミングで、運用を変えたいということで導入されるケースも多い」(中川氏)とのことで、まさにパブリッククラウドの台頭と歩調を合わせて成長してきたと言える。

 基本となるインフラ監視に関しては、エージェント経由でデータを取得し、見やすくビジュアライズする。IT管理者やエンジニアを前提としている他のツールに対して、Datadogでは経営者や現場ユーザーなどでも見やすい可視化を目指している。最近ではアノマリ検知や機械学習の技術を用いて、故障や障害の予兆を事前検知する機能も提供。特にクラウドサービスの運用を手がけるMSP事業者に好評を得ているという。

 Datadogというとインフラ監視のイメージが強いが、最近は分散アプリケーションのAPMやログ分析まで幅を拡げている。「今年の3月には収集したログに自動的に付与する機能を用意しており、インフラ監視、APM、ログという3つの柱をカバーするようになっています。ホストやコンテナにエージェントを1つ入れていただければ、これらのデータがすべてとれます」とのことで、運用監視に必要なサービスを統合している点が競合との差別化ポイントとなる。

マルチクラウドに最適だが、オンプレミスユーザーもいる

 パブリッククラウドベンダー自体も運用監視のサービスをどんどん拡充しているが、基本は競合より共存だという。「たとえば、AWSのマネージドサービスの場合、CloudWatchのAPIでデータを収集していたり、ログを収集しています」という意味ではまさに共存している。一方、今までAPMやログ分析は別の製品を組み合わせていたが、今後はDatadogのみで包括的な運用監視を実現していけるようになる。

ホストやコンテナ、サービスのメトリック、ログなど収集し、可視化・アラート・分析までを実現

 Datadogは「インテグレーション」と呼ばれるコネクタも250種類以上用意されており、GUI環境から簡単にサービスと接続できる。「インテグレーションは自社開発しているし、もちろん最新のサービスにもいち早く追従しています。Datadogを中心に据えて、さまざまなサービスをつなげ、アラートはSlackやPagerDutyなどで通知できます」と中川氏はアピール。Datadog自体がマルチクラウド上で構築されていることもあり、複数のクラウドの運用監視にも向いている。

 また、オンプレミスとクラウドというハイブリッドクラウド環境での利用も可能。クラウドのイメージの強いDatadogだが、「オンプレミスのみで運用しているお客様もいます」(中川氏)とのこと。既存の資産も、新しいシステムも、包括的に運用監視できるのがDatadogの大きな売りと言えるだろう。

 APACよりも先に立てられた日本法人はパートナーの開拓と日本語での情報提供をメインに進める。「北米で多いDevOpsで自ら開発し、運用したいエンドユーザー様だけでなく、日本では運用監視を手がけるMSP事業者様にもきちんと向き合っていきたいと思います」と中川氏は語る。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス

    最大5つのプロジェクトをひとつの“ガントチャート”に Backlogに俯瞰が捗る新機能

  2. 2位

    TECH

    二酸化炭素を資源に変える新触媒、新しい合金を電気で合成

  3. 3位

    クラウド

    NTTドコビジが「GPUaaS」提供へ 1分単位で利用でき、ハイブリッド構成も可能

  4. 4位

    デジタル

    ヤマハ、RTX1300の「ひかり電話アダプターモード」を解説する無料ウェビナーを10月15日に開催

  5. 5位

    TECH

    「PC調達はもはや経営層が考えるべき課題」 “侵入前提”時代に問われるエンドポイントの真価

  6. 6位

    sponsored

    スマホで「誤差数センチ」の高精度測量! レフィクシア「LRTK」が現場を変える

  7. 7位

    ソフトウェア・仮想化

    Microsoft IQとは? AIエージェントが必要とする理由は? マイクロソフトの担当幹部が解説

  8. 8位

    デジタル

    クリーニング屋が人手不足を“人手以外で”解決 一度は手放したkintoneを復活させ、AIで販管費を半減するまで

  9. 9位

    データセンター

    AIデータセンターの「電力・冷却課題」打破へ シュナイダーが営業・設計・現場を直結する新組織立ち上げ

  10. 10位

    ITトピック

    IT技術者の4割が「5年後のスキル陳腐化」に危機感/働くシニアは多いが「長く働きやすい」環境ではない日本/トークンコストの成果証明は難しい、ほか

集計期間:
2026年09月27日~2026年10月03日
  • 角川アスキー総合研究所