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山谷剛史の「アジアIT小話」 第162回

中国製のスマートディスプレーで、中国発のAIバーチャルアイドルを育成した

2019年02月24日 10時00分更新

文● 山谷剛史 編集● ASCII編集部

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使い道がわからないコネクターがあるなど典型的な中国製品
音質は微妙だが、製品を育てていく意思はあるようだ

 購入したスマートディスプレイ「HE琥珀」が到着。底面が18cm×18cmの立方体で高さが26cmと、スマートディスプレーというにはかなりずんぐりとしたサイズだ。

実際に届いた製品。結構大きい

 バッテリーを内蔵していて、電源を外しても動作する。またBluetooth経由で、スマートフォンなどからの音楽の再生も可能だ。カメラのあるディスプレー部を正面として、背面には電源コネクターとmicroUSB、電源ボタンがある。ちなみにmicroUSBの使い道は説明書にも一切書かれていないのでよくわからない。中国のデジタル製品ではありがちな話だ。

 スピーカーは底部にあり、音が反射して広がって聞こえるということなのだろうが、実際にはややこもり気味。デザインはいいのだが、そのために音質は犠牲にしていて残念だ。スマートディスプレーもスマートスピーカー同様に音は重視してほしいところ。

 上部には音量の大小両ボタンと、ネットボタンとウェイクボタンとミュートボタンがある。ウェイクワードは「ニーハオ フゥポー」と「ニーハオ+彼女の名前」となるが、正直ウェイクワードでの呼びかけは音声や映像コンテンツ再生中の反応が悪く、ウェイクボタンを押したほうが手っ取り早い。このスマートディスプレーの接続には専用アプリをインストールし、スマートフォンやタブレットで設定してQRコードにしたうえで、HE琥珀本体上部のネットボタンを押し、カメラに認証させるというものだ。

 最近の大手中国企業の製品は中国以外ではコンテンツを利用させないようにする仕組みがありがちだが、中小企業の製品は管理が厳密でないことが往々にある。HE琥珀をネットに接続してみると、無事にウェイクワード後のさまざまな音声によるオーダーを聞き取り、コンテンツを再生した。中小企業の製品だからこその甘さがあるのではないかとふんで日本に持ってきたが、無事に使えたことは報告しておく。

 また本体のアップデートも実行されたことから、最初に製品を出したら出しっぱなしではなく、更新していく考えはあるようだ。説明書には、ユーザーとともに琥珀を育てていく「千人千珀」計画が書かれている。志はあるようだ。

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