ソニーは、最上位イヤホン「IER-Z1R」を国内発表した。昨年の夏から秋にかけて、香港やベルリンなどの展示会で出展されていたもの。Signatureシリーズの一角を占め、ヘッドホンやイヤホンの特徴である「細かな情報の再現」と、スピーカー再生の特徴である「広がりや音場表現」の両立を目指している。
ジルコニウム合金をペルラージュ加工で仕上げる
硬度に加え、耐色性も高いジルコニウム合金を使用したハウジングの表面は、メッキではなく磨き上げて仕上げたもの。外側には、高級時計にも用いられる「ペルラージュ加工」という“うろこ状のパターン”をあしらっている。熟練作業者による日本国内でのハンドメイド生産となっている。
音質に関しては「コンサートホールの特等席で聴いているような感覚」の再現にこだわったという。音楽を奏でる場所の“空気感”を再現するために選択したのが、2種類のダイナミック型ドライバーにバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバーを組み合わせたハイブリッド構成だ。
