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さとうなおきの「週刊アジュール」 第81回

Azure Data Lake Storage Gen2、Azure Data ExplorerがGA

地理冗長化したAzure Storageのセルフフェールオーバーが可能に

2019年02月18日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Visual Studio App Center:診断での検索、ユーザーIDのサポート

 Visual Studio App Centerは、iOS、Android、Windows、macOSアプリケーションのビルド、テスト、配布、監視のためのサービスです。

 Visual Studio App Centerの診断で、検索とユーザーIDがサポートされました。

Azure Virtual Machines:SQL Server VM向けのCLI

 Azure Virtual Machinesでは、12月に、SQL Serverが動作するVM向けの新しいリソースプロバイダーがリリースされていました

 今回、Azure CLIで、このリソースプロバイダー向けのコマンドが利用可能になりました。これによって、Azure Virtual Machines上のSQL Server Always On可用性グループのデプロイが簡素化されます。

Azure SQL Database:SSMA/DMAのManaged Instanceサポート

 Azure SQL Databaseは、SQL Serverベースのリレーショナルデータベースサービスです。

 Azure SQL Databaseの一機能であるAzure SQL Database Managed Instanceは、オンプレミスのSQL Serverとの100%に近い互換性を持つデータベースサービスです。

 SQL Server Migration Assistant(SSMA)8.0で、Oracle、MySQL、DB2、SAP ASE(Sybase)からAzure SQL Database Managed Instanceへの移行が、GAになりました。

 Data Migration Assistant(DMA)で、Azure SQL Database Managed Instanceへの移行を準備する際に、オンプレミスSQL Serverのターゲット対応性評価を支援する機能が、GAになりました。

Azure Database Migration Service:MongoDBからAzure Cosmos DBへのオンライン移行、Amazon RDS for SQL ServerからAzure SQL Database Managed Instanceへのオンライン移行

 Azure Database Migration Serviceは、データベースのAzureへの移行を支援するサービスです。

 Azure Database Migration Serviceで、MongoDBからAzure Cosmos DBへのオンライン移行が、プレビューになりました。

 また、Amazon RDS for SQL Serverから Azure SQL Database Managed Instanceへのオンライン移行が、GAになりました。

Azure Data Lake Storage:Gen2がGA

 Azure Data Lake Storageは、スケーラビリティ、パフォーマンス、コスト効率に優れたビッグデータ分析向けのデータレイクソリューションです。

 Azure Data Lake Storage Gen2は、2018年6月にプレビューになっていました

 今回、Azure Data Lake Storage Gen2がGAになりました。

Azure Data Lake Storage

Azure Data Explorer:GA

 Azure Data Explorerは、大規模データに対してアドホッククエリを実行できる、データ探索サービスです。

 Azure Data Explorerは、2018年9月のIgnite 2018カンファレンスでプレビューになっていました

 今回、Azure Data ExplorerがGAになりました。

Azure Data Explorer

Azure Data Factory:Mapping Data Flow、コネクタ

 Azure Data Factoryは、データ統合サービスです。

 Azure Data Factoryで、Mapping Data Flowがプレビューになりました。

 Mapping Data Flowは、データ変換のためのコード不要の視覚エクスペリエンスです。Sparkを習得したり、分散インフラストラクチャについて理解を深めたりしなくても、データ変換プロセスを視覚的に設計、構築し、管理できます。

Azure Data FactoryのMapping Data Flow

 Azure Data Factoryで、いくつかのコネクタがアップデートされました。

Azure HDInsight:Ev3、ESv3シリーズ

 Azure HDInsightは、Hadoop、Sparkなどのマネージドサービスです。

 Azure HDInsightクラスターで、ハイパースレッド対応のメモリ最適化インスタンスであるEv3、ESv3シリーズのVMを利用可能になりました。

Azure Service Bus:Python、Go

 Azure Service Busは、メッセージングサービスです。

 Python、Go向けのAzure Service Busクライアントライブラリの新しいプレビューが、リリースされました。

Azure Stream Analytics:Azure SQL Databaseからの参照データ入力、新しい組み込み関数など

 Azure Stream Analyticsは、リアルタイムストリーム処理サービスです。

 Azure Stream Analyticsで、参照データ入力として、これまでサポートされていたAzure Blob Storageに加えて、Azure SQL Databaseのサポートがパブリックプレビューになりました。

Azure Stream Analyticsでの、参照データ入力としてAzure SQL Database

 Azure Stream Analyticsで、新しい組み込み関数REPLACE、COALESCE、ROUND、CROSS JOINがサポートされました。

 Azure Stream Analyticsで、カスタムの日付/時刻書式に基づいて、出力をAzure Blob Storageにパーティション分割できるようになりました。

Azure IoT Edge:VMで利用可能に

 Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ側で実行できるようにするサービスです。

 Azure IoT Edgeを、対象のOSを搭載したVMで実行できるようになりました。

Azure Active Directory:SAMLトークンの暗号化

 Azure Active Directory(Azure AD)は、ID/アクセス管理機能を提供するサービスです。

 Azure Active Directoryで、SAMLトークンの暗号化がパブリックプレビューになりました。

Azure API for FHIR:発表

 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resource)は、ヘルスケアデータ向けの標準です。

 今回発表された新サービス「Azure API for FHIR」は、FHIR APIを介したデータ交換を可能にするマネージドサービスです。

 それでは、また来週。

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