Googleアシスタントボタンは便利なのか?
Android One X5の大きな特徴となっているのが、本体右側に搭載されたGoogleアシスタントボタンだ。これを1回押すと、Googleの音声エージェント「Googleアシスタント」が起動する。また、カチカチと2回続けて押すと、画像検索「Googleレンズ」が起動する。
GoogleアシスタントやGoogleレンズをよく使う人には便利な機能に思える。しかし、実際に使ってみると、従来通り、ホームボタンの長押しでも素早くできるので、Googleアシスタントキーは必ずしも必要ないかなぁという印象。「OK Google」という声での呼び出しに慣れている人は、それを使えばいいだろう。
Googleアシスタントは本体のロックを解除しないと起動できない。なので、まず指紋センサーに指をあててロックを解除しないといけない。むしろ、指紋センサーのダブルタップでGoogleアシスタントが起動できたりすれば便利かも……と感じた。
Googleアシスタントキーには、キーを押し続けている間、音声入力ができる機能がある。これは、道順を調べたり、条件を絞り込んでお店を探したりしたいときに役立つと思えた。
AIの働きを実感できるカメラ
アウトカメラは約1600万画素、インカメラが約800万画素。どちらもシングルレンズだが、手ブレ補正に対応し、AI(人工知能)にも対応している。
AIカメラはフレーム内の被写体を認識して、撮影シーンに合わせて9つのカテゴリーから最適なモードが自動で選択される。フレーム内の主要被写体だけでなく、複数の物を認識する仕組みで、認識された物の名前が画面に表示され、AIが機能していることが実感できる演出になっている。
暗いシーンを明るく撮れる「スーパーブライトモード」も便利だ。このモードは、暗い場所で自動的に起動するが、手動でも設定できる。おそらく感度が上がる仕組みだろうが、画質はそんなに粗くならないので、積極的に活用できそうだ。
インカメラは、背景をぼかしてセルフィーが撮れることが魅力。「ポートレート」モードを選択すると、スライダーをなぞるだけで好みのボケを調整できる。ただし、撮影後のボケ調整には対応していない。
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