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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第136回

LG製Android One X5はハイエンド級でコスパ良しの堀り出し物!

2019年02月03日 10時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

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Googleアシスタントボタンは便利なのか?

 Android One X5の大きな特徴となっているのが、本体右側に搭載されたGoogleアシスタントボタンだ。これを1回押すと、Googleの音声エージェント「Googleアシスタント」が起動する。また、カチカチと2回続けて押すと、画像検索「Googleレンズ」が起動する。

左側面の中央にGoogleアシスタントボタンを搭載

1回押すだけでGoogleアシスタントが起動する

Googleレンズを起動すると、素早く花の名前を調べたりできる

気になるお店の評価もチェックできる

 GoogleアシスタントやGoogleレンズをよく使う人には便利な機能に思える。しかし、実際に使ってみると、従来通り、ホームボタンの長押しでも素早くできるので、Googleアシスタントキーは必ずしも必要ないかなぁという印象。「OK Google」という声での呼び出しに慣れている人は、それを使えばいいだろう。

 Googleアシスタントは本体のロックを解除しないと起動できない。なので、まず指紋センサーに指をあててロックを解除しないといけない。むしろ、指紋センサーのダブルタップでGoogleアシスタントが起動できたりすれば便利かも……と感じた。

 Googleアシスタントキーには、キーを押し続けている間、音声入力ができる機能がある。これは、道順を調べたり、条件を絞り込んでお店を探したりしたいときに役立つと思えた。

目的地までの道順を調べたりするときには重宝

AIの働きを実感できるカメラ

 アウトカメラは約1600万画素、インカメラが約800万画素。どちらもシングルレンズだが、手ブレ補正に対応し、AI(人工知能)にも対応している。

 AIカメラはフレーム内の被写体を認識して、撮影シーンに合わせて9つのカテゴリーから最適なモードが自動で選択される。フレーム内の主要被写体だけでなく、複数の物を認識する仕組みで、認識された物の名前が画面に表示され、AIが機能していることが実感できる演出になっている。

「AIカメラ」で撮影すると、カメラが認識した被写体情報が「道」「都市広場」「アパート」などと表示され、最適なカテゴリー(この写真では「街」)に設定される。ただし、被写体の認識結果は完璧ではなく、えっ? と思うような結果が表示されることも……

アウトカメラで景色を撮った作例

アウトカメラで花を撮った作例。自然な背景ボケが得られる

アウトカメラで食べ物を撮った作例

 暗いシーンを明るく撮れる「スーパーブライトモード」も便利だ。このモードは、暗い場所で自動的に起動するが、手動でも設定できる。おそらく感度が上がる仕組みだろうが、画質はそんなに粗くならないので、積極的に活用できそうだ。

暗所での撮影時には、月のアイコンが表示される。これをタップすると、スーパーブライトモードがオンになる

通常モード(スーパーブライトモードをオフ)で撮影

スーパーブライトモードをオンにして撮影

 インカメラは、背景をぼかしてセルフィーが撮れることが魅力。「ポートレート」モードを選択すると、スライダーをなぞるだけで好みのボケを調整できる。ただし、撮影後のボケ調整には対応していない。

インカメラでポートレートモードに設定すると、背景を10段階でぼかせる

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