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新車を買った情報2019 第3回

マツダ ロードスターRFは文句もありつつ楽しいクルマ

2019年01月19日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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助手席に乗せる人を選ぶ

 さて、2座席のオープンカーということで、デートカーとして考えてらっしゃるかもしれませんが、どうでしょうねえ。

 まずシートの着座位置が低い。そして「サイドシル」と呼ばれるドアの敷居の部分が高いんであります。屋根がないクルマは、ここを頑丈に作っておかないと車体が捻じれますんで、致し方ない。購入に際して敷居の高いオープンカーは、実際に敷居も高いというわけで、もう踏んだり蹴ったりであります。

 慣れりゃあなんてこともないんですが、普通のクルマのつもりで乗ろうとすると、たいてい尻もちついちまいますね。一番簡単な乗り方は、横を向いて先にお尻をシートの座面に乗せ、両足を引き込むという方法です。ただ、これを短いスカートの女性にやれと言ったら、いまどきは猥褻なポーズを強要されたとかでセクハラ疑惑をかけられかねない。

 というのは考えすぎですが、もとより女性はスポーツカーに乗る男を好みません。クルマにばっかりお金を使うのがミエミエだからだそうで、さすがによーくわかってらっしゃいます。

 それでも、もしドライブについて来てくれる人がいるのだとしたら、それはあなたがよほど人間的にできているか、そうでなければ相手が寛容だからであります。うらやましい限りであります。

 もっとも、運転するのが女性であれば、野郎だったら小躍りしてついて行くんでありましてね。実際、この手のクルマは、私のような棺桶に片足突っ込んだジジイより、年齢関係なく女性の方が似合うはずであります。

 では、男に生まれた不幸を呪いながら話を進めてまいりましょう。

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