ついに実現! 折り曲がるスマホ
世界初の「曲げられるディスプレー」を採用したスマートフォン「FlexPai」が、CES 2019のRoyoleブースに展示されていました。昨年(2018年)10月に北京で発表されたFlexPaiは、あまり名前の知られていないメーカーが生み出した世界初の製品ということもあり、大きな注目を集めています。しかも展示されていた製品は試作品ではなく、現在中国で発売している実際の製品とのことです。
FlexPaiは開いた状態では7.8型(1920x1440ドット)のディスプレーで、一般的なタブレットのように使えます。本体の左側はベゼルの幅が太くなっており、この上部にカメラを内蔵しています。サイズは190.35×134x7.6mm、重量320gと、このサイズのタブレットとしては一般的な大きさではないでしょうか。
左側のベゼル幅が太いものの、ここに指をかけられるので片手でも持ちやすいと感じました。もちろん縦向きにして使うことも可能です。OSはAndroid 9.0ですがUIをカスタマイズした独自の「Water OS 1.0」を搭載しています。
カメラは2000万画素と1600万画素のデュアル。背面にカメラは無く、この2つのカメラは本体を折り曲げると、使うディスプレーの向きによってリアカメラとしてもフロントカメラとしても使うことができます。
折り曲がること以外は
スマホの流行の機能を搭載
背面は光沢感を強めた仕上げですが、濃紺系の色合いは落ち着いたイメージ。本体真ん中は折り曲げるために蛇腹状の硬質ゴム素材になっています。なお、左側には製品のロゴとRoyoleのメーカー名がプリントされています。
外部コネクターはUSB Type-C、SIMトレイはデュアルSIM仕様でDSDSに対応します。折りたたんだときは2枚のSIMがそれぞれの面で独立して動かすことも可能とのこと。つまり2台のスマートフォンを裏と表に張り合わせたように、通信回線を別々に利用できるそうです。
ヒンジ部分の折り曲げは20万回のテストをクリアしています。1日100回折り曲げても5年以上持つ計算です。
この連載の記事
-
第43回
デジタル
デル/ALIENWARE、Riot Games/リーグ・オブ・レジェンドとeスポーツにおけるパートナーシップを発表 -
第42回
AV
未来感じる取り式に8K、テレビの新トピックをまとめてチェック -
第41回
デジタル
ゲーマーが納得する仕組みを――マカフィーが考えるゲームとセキュリティの今後 -
第40回
AV
HyperXの新ゲーミングヘッドセットは、頭の動きをトラッキングし正確な音の位置をキープする -
第39回
エンタメ
“AI先生”搭載ピアノ登場、転ばない電動二輪も! CESヤマハブース -
第38回
VR
アウディ、車内で楽しむVRコンテンツを開発 -
第37回
VR
日産、CESでAR活用の運転支援技術「Invisible-to-Visible(I2V)」を発表 -
第36回
デジタル
ゲーマー育成に力を入れるデルゲーミングの今後、ゲーマー理想のマシンをイノベーションで実現 -
第35回
デジタル
シーゲイト、CES 2019で新製品などを展示 レベルアップに注力 -
第34回
PCパーツ
円柱型で小型なハイエンドPCなど、CES 2019のCORSAIRブースをみてきた -
第33回
AV
パナソニック101年目の挑戦はハリウッドを唸らせた4K有機ELテレビから! - この連載の一覧へ