外国人でもコンビニでチャージは簡単
キャッシュレス社会の先駆者として参考になる
GO-JEKを利用してバイクに乗り、GO-PAYで払う――そんなインドネシアの都市ライフでの当たり前を外国人(日本人)も簡単に利用することができる。英語しか外国語ができない人なら、中国でDiDiに乗って支付宝(Alipay)や微信支付(WeChatpay)で支払うよりもGO-JEKのほうがずっとずっと簡単だ。
サービスを利用する際、ドライバーが現在地を電話で聞いてくるのがこの手のサービスの常だが、中国のドライバーは中国語だけでまくしたてがちだが、インドネシアのドライバーはまだ英語がある程度通じるし、インドネシア語の文字の関係上、アルファベットでのやりとりが通じるというのも大きい。もう1つの理由がGO-PAYのチャージが楽なのだ。
コンビニの「Alfamidi」などの対応店に行き、店員にチャージをしたい旨を伝えると、若干の手数料は取られるが、レジでチャージできる。当然アプリの残高にはすぐに反映される。GO-JEKで行きたい場所と現在地を設定して、バイクを呼び、街を駆け抜け到着したら自動的にシステムで設定された利用額が引き落とされる。筆者の場合、現金で払うとごねられたが、GO PAYでは何のトラブルもなく、明朗会計で利用できた。
バイクのシェアライドから始まり、さまざまなデリバリーの利用や、店舗でのキャッシュレス決済へ。日本のキャッシュレス社会の未来を模索する上でインドネシアの状況は見る価値アリだ。
この連載の記事
-
第204回
トピックス
必死に隠して学校にスマホ持ち込み!? 中国で人気のスマホ隠蔽グッズは水筒に鏡に弁当箱 -
第203回
トピックス
死んだ人をAIを動かすデジタル蘇生が中国で話題! 誰もが「死せる孔明生ける仲達を走らす」時代に!? -
第202回
トピックス
停滞感があった中華スマホだが、生成AIが盛り返しのきっかけになるかも -
第201回
トピックス
ようやく高齢者にスマホが普及し始めた中国 ECで爆買い、そして詐欺のカモにされることも -
第200回
トピックス
世界で台頭する新興中国ガジェットブランド総ざらい 有名になる前に知っておきたい -
第199回
トピックス
中国の寒冷地ではEVは不人気!? スマホは大丈夫? 中国の極寒環境のIT事情 -
第198回
トピックス
世界トップのIoT機器ラインアップを抱えるシャオミ でも来年にはEVに追いやられてしまうかも!? -
第197回
トピックス
中国でiPhoneがピンチ!? すぐには消えないだろうが、脱iPhoneは進むかもしれない -
第196回
トピックス
中国でシェアマッサージチェアが大量導入され、そしてトラブルあれこれ発生 -
第195回
トピックス
中国の真面目版2ちゃんねる「天涯社区」が終了 ネット文化の変化の波に呑まれる -
第194回
トピックス
光るワイヤレスイヤホンから動画ECサイトまで、元アリババの事業部長が取り組む日本での本気ビジネス - この連載の一覧へ