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山谷剛史の「アジアIT小話」 第161回

インドネシア版Uberは電子マネーや出張美容師まで、うらやましい超進化

2019年01月02日 10時00分更新

文● 山谷剛史 編集● ASCII編集部

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バイクの配車サービスから、あらゆるサービスに
出前に食料品、掃除代行、美容師まで運ぶ

 GO-JEKのアプリからは、配車サービスとしては当初からのバイク使った配車サービス「GO-RIDE」に加え、(4輪)車を配車する「GO-CAR」、現地で信頼がされているタクシー会社「BLUEBIRD」のタクシーを配車する「GO-BLUEBIRD」がある。さらに「GO-SEND」を使えば、バイクや車を使って、人を運ぶだけでなく、荷物を宅配できる。

GO-JEKのアプリ。行き先を指定すれば、それだけで料金が表示される

 荷物を運べるならば、食べ物も運べるということで、登録店舗の食事を運ぶフードデリバリーサービス「GO-FOOD」や、登録店舗からの米などの食料品のデリバリー「GO-MART」も用意されている。さらにはガソリンを運んでくれる「GO-PERTAMINA」や薬を運んでくれる「GO-MED」というサービスもある。

GO-FOODに対応した飲食店が集まるフードコート

 GO-JEKは、GO-JEKのアプリとは別に「GO-LIFE」というアプリも用意している。GO-LIFEでは、バイクに人を乗せることの派生なのか、さまざまなプロを呼び寄せてサービスが受けられる。

 たとえばマッサージ師を呼んでマッサージをしてもらう「GO-MASSAGE」、掃除のプロを呼んで部屋を掃除してもらう「GO-CLEAN」、洗濯物を回収するランドリーサービスの「GO-LAUNDRY」などがある。ほかにもネイルサービスやヘアケアサービスで美容師を呼んだり、家電の修理屋を呼ぶこともできる。

人が運べるのであれば、さまざまなサービスも運べるというわけで、マッサージや洗濯、美容師などのプロもアプリ内で呼べる

 GO-JEKのアプリでの支払いには、同社のQRコードを利用した電子マネーの「GO PAY」、もしくは現金で支払う。GO-JEKのアプリでは「GO-PULSA」で電話代をチャージしたり、「GO-TIX」でエンタメイベントのチケット購入をしたりできる。「GO PAY」をさらに使ってもらうべく、ショッピングモールの飲食店を中心にGO PAYで支払える店舗を増やしている。「GO PAY」を普及させるために、使うと飲食代が2割引き、3割引き、半額といった対応店舗が続々と登場している。

電子マネーGO PAY利用での半額キャンペーン。まずはオトクさで普及を図ろうとするのも同じ

 ライバルのGrabもovoというQRコード決済の電子マネーを展開していて、やはりショッピングモールの飲食店を中心に使うと何割も飲食代が安くなるキャンペーンを展開し、利用者を増やそうとしている。日本や中国でも見たお得なキャンペーンによるキャッシュレス普及の動きはインドネシアでも起きているわけだ。

ライバルのGrabも電子マネーovoを展開

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