働く人に合った労働環境作りを進める「働き方改革」。
労働時間の短縮と生産性の向上、そしてより働きやすい環境を推進するためのテレワークなど、一口に働き方改革といってもその幅は広く、業種や業態に合わせて適切な環境作りが求められる。とはいえ、どの企業にも共通して言えるのはオフィスの限られたスペースをいかに効率よく使い、働きやすくできるかだろう。
そのためにはモバイルワーク/リモートワークがしやすい「モバイルノート」の導入と、それを活用するための環境作りが必要だ。「フリーアドレス制」を導入する企業も増えてきた。
フリーアドレス制とはオフィス内に決まった席を設けず、自由な場所で業務をするワークスタイルだ。結果として、会議室や外出先でも机の上と同じ環境で作業することになる。ここからステップアップすれば、サテライトオフィスや自宅での作業も可能となる。テレワークの環境を整備するための助走的な役割も果たす。
高性能モバイルワークに活用しやすい高性能ノートパソコン
フリーアドレス制では、従来デスクトップで作業していた環境をノートパソコン1台でまかない、かつ机に積み重なっていた資料を電子化して、いつでも閲覧できるようにすることが求められる。となれば移動に便利で作業効率のいいノートパソコンの導入は必須だ。
仕事で使うパソコンを選び、生産性を確保することを考えると、やはりストレスなく活用できるマシンがいい。ここで取り上げる「VersaPro UltraLite タイプVB」は、第8世代インテル Coreプロセッサー Core i5-8350U/Core i5-8250Uに加え、第7世代インテル CoreプロセッサーCore i3-7130Uを選択できる。8GBメモリや高速ストレージの512GB SSDも選択することができ、ビジネスユースに十分なスペックを持つパソコンと言えるだろう。
バッテリの駆動時間の長さも魅力だ。VersaPro UltraLite タイプVBは、最長で約16.8時間の駆動(JEITA 2.0測定基準)が可能なので、外出先でも作業に集中できる。1時間で約80%充電できる急速充電に対応※1しているため、外出が多い営業マンであれば、午前中の会議を終えた後、食事をしている間に充電をしておき、午後の打ち合わせに備えるといった使い方もできるだろう。
※1 電源オン時の充電時間は異なります。急速充電に対応するには大容量ACアダプタ(セレクションメニューで選択、もしくは別売のPC-VP-BP123)が必要です。
※2 有線LANを利用するにはセレクションメニューまたは別売のLAN変換アダプタを選択いただく必要があります。また、LAN変換アダプタとUSB 3.1(Type-C、Thunderbolt 3対応)ポートは排他利用となります。
本体の両側面にフルサイズのUSB 3.0ポートを持つが、これに加えてUSB Power Deliveryに対応したUSB3.1ポート(Type-C、Thunderbolt3)を搭載している。ここにスマホと共用のモバイルバッテリーを接続して利用したり、対応ディスプレイに対してケーブル1本で映像出力が可能だ。
設置面積は、幅307.7×奥行209.8mm※3とほぼA4サイズ。薄さは17.8mm※3、質量は約1.23kg。フリーアドレス制の社内で席を替えながら使うほか、外へ持ち出して使うにも現実的だろう。
※3 突起部含まず
1台のパソコンで1日の業務すべてをまかなえれば、朝に出社してメールに返信したり、前日に積み残した作業を終わらせたりした後、パソコンをバッグに入れて客先との打ち合わせに赴ける。そこで出た課題は、近くのカフェなどでまとめて部内に共有しておけば、帰社してそのまま、その情報に基づいた会議に入れる。その結果を資料に反映して客先に回答もでき、ビジネスチャンスに対して、タイムラグなく対応できる。
業務で使うパソコンを社外に持ち出すとなると、気になるのは「セキュリティ」だ。VersaPro UltraLite タイプVBは、NECの顔認証ソフトウェア「NeoFace Monitor」を選択できる点がメリットだ※4。NeoFace Monitorは、パソコンに付いているカメラに顔を向けることで、 OSはもちろん業務用のウェブサイトにも、ログオンできる。
さらに、使用中に一定間隔で顔認証を行い、離席時には自動で画面をロックする機能なども持つ※5※6。
※4 NeoFace MonitorはセレクションメニューでWebカメラを選択時のみ選択可能。内蔵の指紋センサーとの同時使用はできません。
※5 すべてのWebサイトに対して動作保証するものではありません。また、Webブラウザは、Internet Explorer 11でのみ動作確認済み。
※6 監視間隔は設定により変更可能。
また、未登録のユーザーが、パソコンを使おうとしても認証がNGとなり、ロックして使用できないため、他人が自分のパソコンを不正利用する危険を避けられる。さらにID/パスワードやICカード認証などを組み合わせて、多要素の認証もできるので、利便性を損なわず、強固なセキュリティが確保できることになる。