サードウェーブのウェブ直販サイト「ドスパラ」、Palit製の「PARIT GeForce RTX 2080 Ti GamingPro OC」が販売中だ。前回は、性能への期待度が高まる外観と組み込み時の注意点などに触れた。現時点でコンシューマー向けのハイエンド環境を選ぶという場合、それに見合う環境がすでにあるか、それに向けて準備していると思うが、サイズが巨大であるためなるべく内部に余裕のあるケースで、電源にも余裕を持たせておきたい。
さて、今回は気になるPARIT GeForce RTX 2080 Ti GamingPro OCのベンチマークをチェックしていこう。
計測環境は、Core i7-8700K、DDR4 8GB×2にPARIT GeForce RTX 2080 Ti GamingPro OCを追加している。またGPUドライバーは、GeForce 416.81 Driver。GeForce 416.94 Driverの登場まで、たった5日というたまにある悲劇があったので、この点は許してほしい。なお軽くだがベンチマークスコアを比較してみたところ、値は誤差範囲であった。
ベンチマークは「3DMark v2.6.6174」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」で3D性能をチェックし、実際のゲームプレーについては、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」でフレームレートのアベレージ、およびシーンに応じての変化を確認している。
3DMarkは「FireStrike」「Time Spy」「Night Raid」などを実行した。スコアとしては申し分なく高く、これからも登場するであろうヘヴィーなタイトルでも余裕で遊べそうな値だ。またFireStrike Ultraにおいても5ケタスコアが見えてきており、感慨深い。
次は、ゲーム系のベンチマークとなる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」をみてみよう。まずは1920×1080ドットで、高品質プリセットとカスタムから、もっとも重い設定にしたスコアからだ。
結果としては、いずれも良好なスコアであり、フルHD環境下でも重い同ベンチマークの挙動からすると、ほかのタイトルにおいては、4K環境下でも快適になると思われる。
PUGBでのプレイフィールをみていこう。フレームレートは180~240fps付近にあたり、1ゲーム中での平均は202fps前後となった。オブジェクトが多いシーンでは180付近にまで下がるが、見通しのいい場所などでは230~240fpsと、120Hz駆動のディスプレー環境下に向く。240Hz駆動ディスプレーであれば、影の設定を下げるなどしてフレームレートを確保するといいだろう。
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試用機の主なスペック | |
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製品名 | GeForce RTX 2080 Ti GamingPro OC |
チップ | GeForce RTX 2080 Ti |
接続 | PCI Express×16 |
メモリー | 11GB GDDR6 |
コアクロック | 1650MHz |
外部出力 | HDMI 2.0b、DisplayPort1.4×3、USB Typr-C端子 |
冷却 | 空冷ファン、3スロット占有 |
補助電源の有無 | 8ピン×2 |
サイズ | およそ幅292×奥行112×高さ58mm |