最大40倍の誘導も!地域の集客・交通に役立つ導線改善アプリ
スポーツ分野の新事業を開発「SPRING UP! for Sports」成果発表
スマホによって位置情報を集め、そのデータの活用で人の行動を変容
スマホにインストールするだけで、位置情報付きの日記を自動生成するライフログアプリ「SilentLog」を提供しているレイ・フロンティア社は、本プラグラムにおいて、位置情報を利用したスポーツの実証実験を行なった。
実験が行なわれた千葉市ベイエリアでは、多くの予算を割いているにも関わらず、ZOZOマリンスタジアムや幕張メッセのイベント以外に集客できず、そのイベント前後に人が周遊していないという課題があった。今回はSilentLogをインストールしたユーザーに周辺スポットの情報と、交通手段としてのシェアサイクリングを与え、行動を変えられるか実験した。
その結果、実験前には海浜幕張駅、スタジアム、幕張メッセに集中していた人の導線が、それ以外の地域にも移動したほか、ベイエリア以外の滞在も増え、最大40倍の誘導が行なえた。参加者へのアンケートでは、自分で訪問ルートを作りたいが、作成に苦労しているほか、予定以外の寄り道もしたいという結果が導き出された。
審査の結果、審査委員特別賞にventusとGACOが、最優秀賞にはレイ・フロンティアが選ばれた。