ドイツ・ベルリンで開催中のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2018」。ソニーブースでは、新しく発表された「Xperia XZ3」を始めだけでなく、「Xperia Touch」など関連製品も数多く展示していた。
「Xperia XZ3」関連の展示では本体のほか、4K HDRでの動画撮影についてフォーカス。ステンドグラスの映像など明暗差のあるケースでも白とびせずにしっかりと明るさと色が出せるデモを行なっていた。
またPlayStation 4(PS4)との連携機能もアピール。現行のアクセサリーでPS4のコントローラーが装着できるので、従来のモデルと同じようにリモートプレイなどが楽しめる。
そのほかスマートフォンのXperiaシリーズでは、7月に海外モデルとして発表されているミッドレンジの「Xperia XA2 Plus」を展示。18:9の6型ディスプレー(Full HD+)を採用し、プロセッサーにはSnapdragon 630を搭載している。
本体サイズは約75×157×9.4mmで重さは約204g。手に持ってみると両サイドのカーブが手にしっかりとなじんで持ちやすく、背面にある指紋認証センサーも中央やや上に配置されえいるので、「Xperia XZ2シリーズ」や「Xperia XZ3」よりも操作しやすい。
上下のベゼルに幅はあるものの、両サイドは狭額縁で今風のスタイル。メインカメラはシングルだが、ミッドレンジとしてはバランス良くまとまった完成度なので、日本での発売が予定されていないのは残念だ。
ブースには現行の「Xperia XZ2 Premium」も展示されており、デュアルカメラの説明などがされていたが、MWC 2018で大々的にカメラのアナウンスをした割にはひっそりとした感じで、やや寂しい印象。
Xperiaシリーズとしては「Xperia Touch」もブース内数ヵ所でデモを披露。キッチンをイメージしたコーナーでは、Xperia Touchでレシピをキッチンテーブルに映しながら調理していた。またブース内の壁にXperia Touchが貼り付けられており、その場で落書きをして送信すると、別のプロジェクターで多く映し出されるといったデモも行なっていた。
Xperiaと連携するアイテムとしては、新しく発表されたBluetoothノイズキャンセリングヘッドホンの「WH-1000XM3」も大きなスペースを使って紹介していた。実際に装着して試したところ、騒々しい会場内のノイズはほとんどなくなり、クリアな音が楽しめた。
さらにボリュームをかなり大きくして音漏れを確認してもらったが、外部には全然聞こえてこないとのこと。すでに日本でも予約がスタート(直販価格:4万3070円)しており、外出先で音楽を楽しむベストなヘッドホンとして新モデルも人気が出そうだ。
個人的に気になったのが、車載用のCar AV Receiver「XAV-AX300DB」と「XAV-AX1000」。「XAV-AX300DB」はAppleのCarPlayとGoogleのAndroid Autoの両対応モデルで価格は450ユーロ。「XAV-AX1000」はCarPlayのみ対応で価格は300ユーロ。
最近、自分のクルマに装着されているカーナビは使わず、スマートフォンをカーナビがわりにしているので、CarPlayとAndroid Auto対応モデルの導入もアリだと感じていた。特にiPhoneとXperiaの両方を使っている筆者としては、両対応の「XAV-AX300DB」はかなり欲しいアイテムだ。ただし、どちらも日本での発売は「予定なし」とのことで残念。
そのほか「aibo」コーナーもあり、かわいい動きで洋の東西を問わず来場者を笑顔にさせていた。
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