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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典 第70回
同じ大きさでも多機能化 富士通スマホは日本の技術を世界に示した
2018年08月12日 18時00分更新
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本日は、ASCII倶楽部で2017年12月24日に公開した「同じ大きさでも多機能化 富士通スマホは日本の技術を世界に示した」を紹介します。
今や数少なくなってしまった日本のスマートフォンメーカーである富士通。フルWindows搭載端末などヘンタイ系を出したり、最近ではSIMフリー市場にも進出するなど、日本国内で孤軍奮闘しています。なお現在の富士通は過去に東芝の携帯電話事業を統合していますが、ここでは富士通ブランドのスマートフォンの歴史を振り返ることにします。
ハイエンドから女性向け、Windowsケータイまで投入した参入初年
富士通(富士通コネクテッドテクノロジーズ)のスマートフォンは、2011年8月にドコモ向けに発売された「F-12C」が最初の製品となります。実はその前年、2010年に富士通と東芝が統合し「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」が発足しており、厳密な意味では同社から発売された「REGZA Phone T-01C」が元富士通の最初のスマートフォンということになります。しかし型番の「T」からわかるように、このモデルは東芝ブランドとして発売されました。
富士通ブランド初製品のF-12Cは、アップルのiPhone 4がディスプレーサイズの大型化により人気をさらに高めていく中で登場したのです。当時のキャッチコピーは『いつまでも使い続けたい「100年ケータイ」』。100年先でも飽きない本体デザインを目指し、トラベルグッズの有名ブランドであるグローブ・トロッターとのコラボモデルも投入されました。
F-12Cの最大の売りはガラケーからの乗り換えが楽なこと。おサイフ機能や赤外線通信、IP58の防水防塵など、日本の携帯電話が持つ機能を備えた製品だったのです。「日本人のためのスマートフォン」これが富士通の一貫したフィロソフィーと言えるでしょう。
11月に登場した「F-03D」は製品名が「ARROWS Kiss」となり、富士通のスマートフォンブランドであるARROWSがここに誕生します。Kissの名の通り女性をターゲットにした製品で、iPhoneなど他社製品との差別化を図ろうとしたのでしょう。派生モデルにPopteen誌とコラボした「F-03D Girls'」も登場しましたが、こちらにはARROWSの名前は無く、当時はまだARROWSブランドの方向性が定まっていなかったのかもしれません。
富士通はドコモなどキャリア向け端末を提供する立場であることから、キャリアの新モデル発表に合わせて参入開始初年から意欲的な製品も投入しています。「ARROWS X F-05D」はLTEに対応し、デュアルコアのOMAP4430(1.2GHz)という高速CPUを搭載。WiMAX対応でほぼ同スペックの「ARROWS Z ISW11」と合わせ、人気モデルとなりました。
続きは「同じ大きさでも多機能化 富士通スマホは日本の技術を世界に示した」でお楽しみください。
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