アスキー編集部、テレワークを導入
アスキー編集部では、今年度からテレワークを取り入れている。テレワークとは、時間や場所の制約を受けずに、スタッフがそれぞれの都合や業務内容に合わせ、さまざまな拠点で働いている状態を意味する。
アスキー編集部の場合は、主に「コンテンツの制作にあたるライターや編集者が、都合に合わせて、遠隔で働いている日もある」という状況であり、オフィスに常駐するスタッフと、自宅で作業をしているスタッフが混在しており、その比率も日によって異なる。そして、筆者は主にライターや記者として、テレワークで業務にあたっているひとりだ。
ちょっと高級なスピーカーフォンを使い始めました
最近、個人的にガジェットを試験導入してみた。個人向けスピーカーフォンの「Polycom VoxBox」だ。企業の会議室で良く見る、信頼と安心のポリコム製。用途は、編集部(デスク)との連絡用。まずは、製品をざっと紹介しよう。
サイズはおよそ幅110×奥行き110×高さ25mmで、重量はおよそ372gほど。二つ折り財布を厚くしたくらいのサイズ感だ。
企業の会議室で見るポリコム製のビデオ会議システムは高額だが、本製品はAmazon.co.jpで3万円台。仕事の進行をスムーズにするためなら、個人レベルで導入しても元がとれる価格だ。
本体にはマイクとスピーカーを内蔵。猛暑の中、ヘッドセットをかけ続ける苦行から解放される。マイクは本体の4方向に搭載されており、VoxBoxを中心に3m範囲の音はしっかりと集音するので、位置に関係なくハンズフリーで会話できる。
音声をクリアに集音する「Polycom HD Voice」技術と、ノイズをカットする「Polycom NoiseBlock」を技術採用しており、複数名が同時に喋っても、それぞれの声がクリアに聞き取れるほど、音声品質が高い。集音能力も高く広い会議室でもしっかりと使え、さらに室内で発生した反響音を抑えるエコーキャンセル機能も備えている。
また、バッテリーを内蔵し、単体でも最大でおよそ6.5時間駆動。外出時に持ち歩き、営業先の会議室で自社オフィスにいる上司とつなげて、商談をその場で先に進めるといった使い方も可能だ。
さらに、IP64等級に準拠した防塵防滴仕様で、水滴程度なら耐えられるので、キッチンや庭でも使用できる。
主な特徴はこれくらい。色々な機能がついているが、あくまでもスピーカーフォンなので、PCと連携して、Skypeなどの通話アプリを通じて使うか、スマートフォンと連携して、電話やLINEを通じて使用するのが基本だ。PC、スマートフォンとは、USBケーブルでの有線接続のほか、Bluetooth接続して利用できる。
では、なぜ筆者はこのデバイスを導入しようとしたのか。次ページで説明したい。