頂点を極める追及をスペックしたプロの道具に:
アップル新MacBook Proが「歓迎」された理由
2018年07月31日 09時00分更新
MacBook Pro 2018年モデル(スペースグレー)
アップルは2018年モデルとなるMacBook Pro 13インチTouch Barモデル、15インチモデルをリリースしました。今回のリリースは、近年まれに見る「歓迎」を受けることになります。今回は、その理由について、考えていきましょう。
当面のマスターピース
新しいノート型Macをいくら眺めてみても、2016年に刷新されたMacBook Proとの外見の違いを見出すことはできません。すでに十分な薄型化が進んでおり、これ以上取り除くべき要素もありません。
やるとすれば、外装について、アルミニウムからより環境負荷の少ない金属並みに強度のある素材への変更するくらいでしょう。
ちなみにアップルは、アルミニウムの生産工程でこれまで大量に排出されてきた二酸化炭素を酸素に代える技術の実用化を支援しています。
また、ふたを開いて中を見ても、さほど多くの要素がありません。たとえばディスプレーを液晶から有機ELに変えて付加価値を高め、FaceTime HDカメラから3D顔認証に対応するTrueDepthカメラに変えるといった変更の可能性はあります。言ってしまえばタッチ操作ができないiPhone Xのような仕様のディスプレー。
もちろん有機ELパネルで13インチ、15インチのディスプレーを実現するには膨大なコストがかかるわけで、実現するにはもう少し先になるとは思いますが。
この連載の記事
-
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 -
第148回
iPhone
アップルiPhoneラインナップから浮かび上がる2つのこと -
第147回
iPhone
アップル製品ラッシュふたたび? -
第146回
iPhone
アップルはiOS 15で「時間の支配権」をユーザーの手に取り戻させようとしている -
第145回
Apple
アップル新型「iMac」驚きの電源 - この連載の一覧へ