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雷サージ対策の見るべきポイントとオススメ製品第2回

雷サージ対策の電源タップはコレがオススメ

2018年07月31日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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 直撃しなくとも、PCや家電に影響を与える落雷による雷サージ。そんな雷サージを機器に達する前に吸収することで、機器を守るのが「雷サージ吸収素子」(バリスタ)を備えている電源タップだ。

雷サージ対策で確実なのは、稲光と雷鳴が轟いたら電源コンセントなどを抜くことだが、現実的に無理……。さまざまなメーカーから、雷サージに対応した電源タップなどが販売されているのでそれを利用しよう

 そんな雷サージ対応のタップ類は、エレコム、バッファロー、サンワサプライなどといった国内の有名サプライメーカーだけでなく、オーム電機やYAZAWAといった照明器具や電気器具などの製造、販売を行なっているメーカーなどからも、販売されている。

 選択肢が多いのはうれしいところだが、肝心な雷サージ対応製品の効果のほどは、実際に雷サージが発生しないと判断できない。そのため、ほかの製品のように参考にできる購入者のレビューも期待薄になっている。

 そのため製品選びの頼りはスペックになる。電源タップでスペック? と思うかもしれないが、雷サージガードを備える機器は雷サージ吸収素子(バリスタ)が、どの程度の電圧まで耐えられるか「最大サージ電圧」などといった項目で記載しているので、製品を選ぶ際の目安になる。

 この最大サージ電圧の測定値はJEC210もしくはJEC212、またはIEC61000-4-5という規格に基づいて測定されているので参考にしよう。

エレコムの「雷ガードタップ」は、仕様ではなく、製品紹介部分にJEC210/212規格とIEC61000-4-5規格の最大サージ電圧値が記載されている
サンワサプライは、IEC61000-4-5規格に基づく最大サージ電圧に加え、バリスタ電圧(バリスタが動作する電圧の目安)や制限電圧といった数値も仕様に記載している

 なお、国際試験規格となるIEC61000-4-5は、JEC210/212規格(国内試験規格)に比べて最大サージ電圧の値が低くなる。これは測定方法の違いで、JEC210/212での最大サージ電圧1万2500Vと、IEC61000-4-5規格の最大サージ電圧4500Vは同じクラスの製品になるようだ。

 また、最大サージ電圧値の測定方法に関して記載のない製品もあるので注意が必要だが、基本、この数値が大きいほど、安心と言えるだろう。

 そのほか、雷サージ機能(雷サージ吸収素子)が動作しているか判別できるLEDの有無も選ぶ際のポイント。使用する場所によっては常時点灯するLEDは眩しくて邪魔になるが、雷サージ吸収素子(バリスタ)は1回しか効果がないため、雷サージから保護された際にLEDで判別できるのは、意外と重要になる。

視界に入りやすい場所に設置するのは避けたいかも。写真は、使ってはじめてレッドLEDだったのに気がついたバッファローの製品サンワサプライの確認ランプ搭載モデルは、グリーンLEDを採用している。細かいところだが、実際に使ってみるとLEDカラーは結構重要

 ちなみに扱いやすい電源タップによる雷サージ対策だが、個人レベルでの対策としては、住まいの分電盤(ブレーカーボックス)に避雷器を取り付ける方法(電気工事士による作業)もある。音羽電機工業「ホームアレスタ HA-13」という避雷器の場合、分電盤に安全ブレーカー1個分のサイズがあれば追加でき、直販価格で7300円程度(工事費別)になっている。

音羽電機工業「ホームアレスタ HA-13」は分電盤に安全ブレーカー1個分のスペースが空いていればオッケー。気になる人は、工事費とともに近所の電気屋さんに相談してみよう

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