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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第568回

パナソニックの光学10倍高級コンデジ「DC-TX2」で猫を撮る

2018年07月14日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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梅雨はどこへ? という超暑い日。駐車場の片隅でへちゃーとつぶれてた猫の顔を望遠で。目ヤニとかも写っちゃうけど、外猫としてはきれいなグレーのハチワレでありました(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

梅雨はどこへ? という超暑い日。駐車場の片隅でへちゃーとつぶれてた猫の顔を望遠で。目ヤニとかも写っちゃうけど、外猫としてはきれいなグレーのハチワレでありました(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

 先日、ASCII.jpでソニーの「サイバーショット DSC-RX100M6」とパナソニックの「LUMIX DC-TX2」の対決! てな記事を書いたんだけど、そっちはもちろん普通のデジカメ記事なので猫写真で埋め尽くすわけにはいかない。

 でも、もちろん猫写真はいっぱい撮ってた。そういうのはここで吐き出すのである。

 なにしろ、この2台はお気軽猫撮りコンデジのツートップなのだ。お気軽じゃない猫撮り向きカメラはいろいろとあるわけだが、この2台は、ふらふらお散歩してたら猫と遭遇したってとき「バッグにこれが入っててよかった」的なお気軽コンデジ。

 スマートフォンじゃあ望遠や画質が撮りたい、でもデカいカメラはいつも持ってるわけじゃない、という感じで、普段使いには最適なのだ。

 まずはコストパフォーマンスが高くて望遠に強いTX2の方から。

これがパナソニックの「DC-TX2」。せっかくなので猫を背景に

これがパナソニックの「DC-TX2」。せっかくなので猫を背景に

 背面モニターがチルトしないので猫目線撮影は撮りづらいけど、その分お値段もお手頃(それでも10万円前後するが)で望遠に強い。だから、近寄れる猫はより大きく、近寄らせてくれない猫もそれなりに撮れるのがよい点なのだ。

 冒頭写真の猫は、あまりに暑くて駐車場のすみでぐでーっと寝てたので、起こさないようにそっと望遠で狙ったカット。もっと近寄らせてはくれたけど、近寄ると起きちゃうのだ。猫だからその辺は敏感。

 ええ、不用意に近づいたら起きちゃったのですよ。

 起きたら起きたで、どのくらい人に慣れてるかなってことで人差し指を差し出して呼んでみたら、ちょっとだけ興味を示してくれた。

 猫が近づいて指先をくんくんしてくれることを期待して、カメラは一番広角側にして待ち構えてみたけど、ちょっと興味を示しただけで近づいてはくれませんでした。残念。

猫が近づいてきてくれそうだなと思ったので広角で待ち構えたら、ちょっと悩んだ末、やっぱやめた、という顔をされました。左下に移ってる私の左手人差し指が哀しい(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

猫が近づいてきてくれそうだなと思ったので広角で待ち構えたら、ちょっと悩んだ末、やっぱやめた、という顔をされました。左下に移ってる私の左手人差し指が哀しい(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

 まあしょうがないですな。

 お次は地域猫がいるとある公園で。

 人通りが激しいのに慣れてるのか、ほどほどまで近寄らせてくれる猫が多いので、TX2ほどの望遠(光学15倍)はいらないのであるが、ほどほど近寄れる猫をぐっとアップで撮れるのが望遠のよさである。

 人が入れない草の奥でくつろいでた2匹の猫。手前のサビ猫がなんとなくボスっぽい。こういうときこそTX2の出番。

どっしりしたサビネコ。サビネコとミケの間くらいの感じで、後ろにいるミケと血がつながってるのかも(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

どっしりしたサビネコ。サビネコとミケの間くらいの感じで、後ろにいるミケと血がつながってるのかも(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

 後ろにいるミケも気になるよねってことで、今度はそちらを。

 タッチAFの反応がいいので、後ろの猫にピントを合わせてね、と画面をタッチするだけでOKなのがすばらしい。

ややハチワレ気味のミケでありました。やっぱ血がつながってるよね(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

ややハチワレ気味のミケでありました。やっぱ血がつながってるよね(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

 さて手前のサビネコ、やがてのそっと起きだし、こっちをじっと見つめたかと思ったら、こっちへ2歩3歩歩きはじめ、じろっとカメラのレンズをニラんだのでその瞬間を。

 これはそこまで望遠にはしてない。右前足が下に伸びてるポーズを撮りたかったから。

のそっと起きだして、そっとこっちへ向かおうとしてるサビネコ。しまい忘れた舌がチャームポイント(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

のそっと起きだして、そっとこっちへ向かおうとしてるサビネコ。しまい忘れた舌がチャームポイント(2018年6月 パナソニック LUMIX DC-TX2)

 そうそう、さっきの写真と顔が全然違うじゃないか、ほんとに同じ猫? と思われるかもしれないが、猫も人もそうだけど望遠の率(まあ焦点距離)によって顔と身体の比率や顔の立体感って違って見えるし、寝てるときと立ってるときでは身体つきも違って見えるし、猫の場合は特にちょっとした日差しの関係で色が違って見えることあるから面白いのである。

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