このページの本文へ

サービス提供者/利用者が直接交流、ビジネスパートナーを発見する「AT TOKYO BusinessPortal」

アット東京、DCを核に共創を促すビジネスマッチングサイト開設

2018年07月03日 14時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アット東京は2018年7月3日、顧客どうしがお互いに情報交換やサービス紹介を行える新しいビジネスマッチングサイト「AT TOKYO BusinessPortal」を発表した。利用は無償で、8月1日よりサービス提供を開始する。同社データセンター(DC)を基盤にビジネス展開するインターネット/ITサービス事業者とユーザー企業とを結ぶコミュニティを形成し、DCを核とした新たなビジネスの共創と発展を促すための場として提供する。

アット東京がスタートするビジネスマッチングサイト「AT TOKYO BusinessPortal」の概要

 アット東京が運営する国内最大級のデータセンターは、金融業や製造業を始めとするユーザー企業だけでなく、インターネット事業者や通信事業者、SIベンダー、IoTやAIなど最新技術を持つ事業者などITサービス事業者にも利用されており、1000社以上の幅広い業種の企業が集まる“ハブ”となっている。しかし従来は、顧客企業どうしが互いに情報交換できる場や環境が用意されておらず、顧客からの要望があればアット東京が仲介役となって個別に紹介するかたちで対応していた。

 こうしたマッチングニーズの高まりを受けて今回開設するAT TOKYO BusinessPortalは、サービス事業者とサービス利用者を直接つなぎ、互いに情報交換やサービス紹介を行えるようにすることで、ビジネスパートナーとのマッチングを図るポータルサイトとなる。アット東京によると、こうした機能を提供するポータルサイトについて顧客であるサービス事業者やサービス利用者(ユーザー企業)にヒアリングを行ったところ、サービス事業者のおよそ9割、ユーザー企業のおよそ7割が「興味がある」と答えたという。

 サービス提供者は、自社の提供するサービス群や会社情報を同ポータル上のサービスカタログに登録/掲載することができる。ユーザー企業はこのカタログを検索して自社が必要とするサービスを見つけ、提供企業に「チャット」で問い合わせを行える。チャットは匿名での問い合わせも可能。

同ポータルの「ビジネスマッチング」画面イメージ。サービスや事業者を検索できる

検索後は「チャット」を通じてサービス提供者への問い合わせが可能

 また「掲示板」機能も備えており、イベントの告知、ユーザー企業側からの提案募集、技術情報の交換など、他社との交流ができる。この掲示板は所属企業名を明かさずハンドルネームでも利用できる。

 もうひとつ、アット東京DC内で企業どうしを相互接続するネットワークサービス「ATBeX(AT TOKYO Business eXchange)」の利用申し込み機能も備える。ATBeXを利用することで、サービス提供者とサービス利用者が直接効率的に接続され、短期間でのサービス利用スタートが実現する。

 サイトの会員登録や利用は無償で、アット東京の施設を利用するDCサービス利用者以外でも登録申請できる(登録時にはアット東京が審査を行う。申請先は下記プレスリリースを参照)。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード