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TBクラスのSSDがほしいなら、定番Crucialブランドだ

1TB/2TB SSD時代の定番、Micron「Crucial MX500」オススメの理由

2018年07月03日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ハイサイ比嘉

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Crucialの独自技術・機能を組み合わせた「Crucial MX500」

 「Crucial MX500」では、SSDコントローラーに3D NANDに最適化されていると思われるSilicon Motion製の「SM2258H」を採用。Crucial SSDの高パフォーマンスや信頼性、耐久性を支えてきたNANDフラッシュの一部をSLCキャッシュとして使い高速化する「Dynamic Write Acceleration」や、突発的に電力供給が途絶えた際など、データ破損を防止する「Exclusive Data Defense」、熱が籠もりやすいノートPCへの搭載時も安心なドライブ内の温度を制限する「適応型熱保護」機能も備えている。万が一の盗難、紛失時に備えられる暗号化機能は、パフォーマンスの低下少ないハードウェアベースとなっており、AES256ビット暗号化やMicrosoft eDriveなどをサポートしている。

 最新の64層 3D NAND&Silicon MotionのSSDコントローラー「SM2258H」に、Crucialの独自技術と既存の技術、機能を組み合わせた「Crucial MX500」は、デフォルトSSDとしてあらゆる用途に対応できるだろう。特に、TBWが大幅に向上した1TBと2TBモデルは、パフォーマンスに加え、信頼性と耐久性が気になる用途での安心感は抜群だ。大容量化が著しいゲームのデータストレージをはじめ、RAWデータで保管する写真好き愛用のクリエイターPCなどに向いているだろう。

 さらに、TBモデルは1日あたりの書き込み容量は1TBが約197.2GB、2TBなら約383.5GBを実現しているので、普及を始めた爆速な10Gネットワーク装備のNASとの組み合わせにもオススメしやすい。

基板は蓋で挟まれているだけでなく、しっかりとネジで固定(写真は2TBタイプ「CT2000MX500SSD1」を利用)

メタル素材の筐体に熱を伝える熱伝導シートをコントローラーとNANDチップ部に採用。接触面は小さいが、最も発熱するコントローラーチップに対策が施されているのは、さすがCrucialといえるところだ

MX500の2TBモデルの基板。NANDフラッシュメモリーは表裏各8枚搭載されていた

NANDフラッシュメモリーはMicron製で刻印は「NW913」だった。容量2TBを16枚で構成しているため、チップ1枚あたりの容量は約128GBになる

前モデルまではMarvell製コントローラーだったが、「Crucial MX500」シリーズでは新たにSilicon Motionの「SM2258H」が採用されている

「Crucial MX500」ではDRAMキャッシュメモリーを搭載。2TBモデルでは、Micronの「D9STQ」を2枚実装している。8Gbitのチップで1枚1GBになる

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