さとうなおきの「週刊アジュール」 第28回
Azure仮想マシンにシリアルコンソール機能が登場
Azure AZがGAし「SLA 99.99%」のVM構成が可能に
2018年04月06日 10時30分更新
Azure Service Fabric:Visual Studioからのクラスター作成、6.1 CU4
Azure Service Fabricは、Windows Server/Linux上で動作するマイクロサービス・プラットフォームであり、コンテナーオーケストレーターでもあります。
3月にリリースされていた、AzureポータルでのセキュアなAzure Service Fabricクラスター作成の簡素化に続き、今回、Visual Studioで、アプリケーションの発行時にセキュアなAzure Service Fabricクラスターを作成できるようになりました。
詳細は、ブログポスト「Create Service Fabric Clusters from Visual Studio now available」、ドキュメントをご覧ください。
また、Azure Service Fabric 6.1 CU4がリリースされました。
詳細は、ブログポスト「Service Fabric 6.1 Refresh Three Release」、リリースノートをご覧ください。
Visual Studio Team Services:スプリント132
Visual Studio Team Services(VSTS)は、コードリポジトリ、バックログ管理、CI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)などの機能を備えた、開発チーム向けのサービスです。
3月のスプリント131に続き、Visual Studio Team Servicesのスプリント132のアップデートがリリースされました。新しいビルド完了トリガー、デプロイグループのGA(一般提供)などのアップデートがあります。
詳細は、更新情報「Deployment Groups and build completion trigger – VSTS Sprint 132 Update」、リリースノートをご覧ください。
Azure IoT Edge:3月のアップデート
Azure IoT Edgeは、分析やビジネスロジックをクラウド側ではなくエッジ(デバイス)側で実行できるようにするサービスです。Azure IoT Edgeは、現在プレビュー中です。
Azure IoT Edgeで、2月のアップデートに続き、3月のアップデートがリリースされました。次のアップデートがあります。
- ランタイムを.NET Core 2.0.6に移行
- Pythonでモジュールを作成するチュートリアルを追加
- IoT Edge上のAzure FunctionsがARM32で動作可能に
- IoT Edge plug-in for Visual Studio Codeのバージョン0.2.0をリリース
詳細は、更新情報「March update for Azure IoT Edge」、ドキュメントをご覧ください。
Azure SDK for Go v15
Azureでは、.NET、Java、Node.js、Python、PHP、Rubyといったさまざまな言語向けにSDKが提供されています。
Go言語向けの「Azure SDK for Go」は、2月にv14でGAとなっていました。今回、Azure SDK for Goのv15がリリースされました。
詳細は、更新情報「Azure SDK for Go v15 is available」、変更ログ、ドキュメントをご覧ください。
Azure Event Hubs:Event Hubs for Go
Azure Event Hubsは、スケーラブルなイベント受信サービスです。
今回、Go向けのAzure Event Hubsクライアントライブラリがリリースされました。
詳細は、更新情報「Public preview: Event Hubs for Go」、GitHubリポジトリ「Azure/azure-event-hubs-go」をご覧ください。
Azure SQL Data Warehouse:西日本リージョンで利用可能に
Azure SQL Data Warehouseは、SQL Serverベースのデータウェアハウス(DWH)サービスです。
今回、Azure SQL Data Warehouseが、西日本、オーストラリア東部、インド西部リージョンで利用可能になりました。
詳細は、ブログポスト「Azure SQL Data Warehouse now generally available in all Azure regions worldwide」をご覧ください。
Azure Data Lake Analytics:AU分析
Azure Data Lake Analyticsは、ビッグデータ分析サービスです。
Azure Data Lake AnalyticsのAU(分析単位)は、U-SQLジョブに使われるコンピューティング能力であり、課金の単位でもあります。
今回、AzureポータルやVisual Studio Codeで、実行済みのU-SQLジョブに対して「AU分析」を行い、コストや処理時間の観点で最適なAUを分析できるようになりました。
詳細は、ブログポスト「Using the first job run to optimize subsequent runs with Azure Data Lake job AU analyzer」をご覧ください。
それでは、また来週。
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