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「HP ENVY 13」「MacBook」「MacBook Air」徹底比較 - 自分にぴったりの1台は? 人気の極薄モバイルを選ぶ!

2018年03月12日 11時00分更新

文● 山口優 編集●ハイサイ比嘉

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周辺機器をつなげる機会が多いなら、「HP ENVY 13」が使いやすい

 一昔前に比べるとノートPC単体で完結することが増えたとはいえ、外付けの周辺機器をつなぐ機会はまだまだ多い。そこで重要になってくるのがインターフェースだ。

 3機種の中でいちばん豊富なインターフェースを備えているのが「HP ENVY 13」だ。USB 3.1端子×2、USB 3.1 Type-C端子×2、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、microSDカードスロットが搭載されている。USBが標準タイプのType-Aコネクターと、最近普及し始めているType-Cコネクターの両方が使えるので、変換アダプターなしで幅広い機器を使用できて便利だ。USB 3.1 Type-C端子経由で外部ディスプレーに画面出力を行える点もメリットだろう。メモリーカードスロットがmicroSD用で、標準サイズのSDカードに対応していない点が唯一気になるところか。

「HP ENVY 13」は、USB 3.1×2、USB 3.1 Type-C×2、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、microSDカードスロットを搭載している

 「MacBook」はケーブルをつなげずに単体で使うのが基本コンセプト。そのため、インターフェースはUSB 3.1 Type-C端子とヘッドフォン端子が各1基のみしか搭載されていない。専用の電源コネクターすらなく、USB 3.1 Type-C端子経由で給電する。外部ディスプレーに出力する場合もUSB 3.1 Type-C端子経由。周辺機器を使いたい場合は、変換アダプターやハブなどが必要になることが多いので注意が必要だ。

「MacBook」はUSB 3.1 Type-C、ヘッドフォン端子を搭載する

 「13インチ MacBook Air」は、USB 3.0端子を2基のほか、Thunderbolt 2端子(最大20Gbps)とヘッドフォン端子、SDXCカードスロットをそれぞれ1基ずつ備えている。USB Type-C端子がないなど残念な部分はあるが、モバイルPCには必要十分な拡張性だとはいえるだろう。標準サイズのSDカードを使えるのもメリット。

「13インチ MacBook Air」は、USB3.0×2、Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)、ヘッドフォン端子、SDXCカードスロットを搭載する

NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオを迫力あるサウンドで楽しむには!?

 内蔵スピーカーについては、「HP ENVY 13」が他よりリードしている。Bang & Olufsenとの共同開発によるスピーカーをキーボード上部と、底面にふたつずつ搭載しており、「この薄型ボディのどこからこんな音が出るのか」というくらい迫力あるサウンドを楽しめる。「HP ENVY 13」ほどではないものの、「MacBook」も思った以上によい音だ。多くの方がご存じのように、NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオなど、高音質で動画を楽しめる配信サービスが増えてきており、こういったコンテンツを鑑賞する機会が多い人なら、スピーカーの音質にも注目してほしい。

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