日本HPは7月18日、「HP Z Workstation」のエントリーワークステーション「HP Z2 Mini G4 Workstation」「HP Z2 SFF G4 Workstation」「HP Z2 Tower G4 Workstation」を発表した。8月下旬から順次販売予定で、価格は12万6360円から。販売は日本HPのオンラインストア「HP Directplus」、日本HP販売代理店、HP Directplusコールセンター、HP Directpartner。
セキュアで扱いやすいエントリー向けのワークステーション。自己修復に対応したBIOSとユニークなHPエンドポイントセキュリティーコントローラーを搭載し、進化するマルウェアの脅威から保護。「HP Sure Start Gen4」や「HP Sure Run」などのセキュリティーソリューションによって、PCを保護する重要なセキュリティープロセスをマルウェアの攻撃から防護する。「HP Manageability Kit Gen2」で複数のデバイスを容易に管理可能。
「HP Z2 Workstation」シリーズは、ワークステーションの厳しい信頼性基準に基づいて設計。Thunderbolt 3.0カード（後日販売開始予定）で高速なデバイス接続ができ、数多くのアプリケーションに対応する。「HP Performance Advisor」を利用すると、ソフトウェアやドライバーの最適化ができ、インテル XeonプロセッサーやECCメモリーを導入して信頼性を強化可能。カスタマイズ、拡張性、将来のパフォーマンスアップグレードの可能性に対応する数多くのI/Oオプションを選択できる。
ミニワークステーション「HP Z2 Mini G4 Workstation」は、全容積が2.7リットルと超小型の筐体で、高いパフォーマンスを提供。前世代と比較してグラフィックスの性能は2倍で、NVIDIA Quadro P600や、オプションでNVIDIA Quadro P1000グラフィックスにも対応し、プロフェッショナルワークフローの可視化とレンダリングの応答時間を向上。静音性にも優れているとのこと。
多目的で省スペース性に優れた設計でデスクの下や、ディスプレーの後ろ側、ラックの中などに設置可能。オプション製品のラックマウントブラケットを使用すると、標準2M（42U）ラックに最大56台も設置できる。最大6台のディスプレーに接続できるのはもちろんのこと、レガシーなシリアルポートも利用可能。トレーディングデスクから工場の作業現場、データセンターにいたるまで、柔軟な導入ができる。6コア対応プロセッサーのインテル Xeonを搭載して信頼性を強化したため、ミッションクリティカルな環境にも安心して導入可能としている。
省スペース型ワークステーション「HP Z2 SFF G4 Workstation」は、CPUのパフォーマンスも大幅に向上したパワフルな小型フォームファクターのワークステーション。PCIeスロットを使用せずに、豊富なインターフェースでレガシーな機器や特殊な機器、変化するディスプレーのニーズにあわせたカスタマイズを可能にするとのこと。
タワー型ワークステーション「HP Z2 Tower G4 Workstation」は、BIMやレンダリングなどの複雑なワークロードに対応できるように設計したパワフルなエントリー向けワークステーション。ハイエンドなUltra 3D対応グラフィックスと最新のインテル Coreまたはインテル Xeonプロセッサーを搭載。高いグラフィックスパワーで、要求の多い3Dプロジェクトにも対応できる。プロセッサーのクロックレートが高いため、重いワークロードでも十分なパフォーマンスを得られるとしている。
本体を容易に移動できるようにハンドルをフロントとリアに装備し、前世代よりも13%小型化。信頼性を向上させるために、HP Z2 Tower G4 WorkstationとHP Z2 SFF G4 Workstationにはダストフィルター（オプション）を装着しており、工場の作業現場や機械加工を実施する環境でもシステムをクリーンに保つ。デュアルM.2ストレージスロットにプログレードのストレージを取り付け、高速なストレージパフォーマンスで使用できる。
価格はHP Z2 Mini G4 Workstationが15万44400円、HP Z2 SFF G4 Workstationは12万6360円、HP Z2 Tower G4 Workstationは13万6080円。
