スマホからリモート操作ができるオンキヨー「DP-S1A」
DP-S1AもDP-X1Aと同じくデュアルアンプ仕様。ESS製のDAC「ES9018C2M」とアンプ「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載する。
無線LANに対応しており、e-onkyo musicからの直接ダウンロードや、radiko.jpやTuneInといったインターネットラジオの受信、音楽ストリーミングサービス「Deezer HiFi」の利用などができる。専用アプリによるスマホからの操作にも対応する。
スマホの音楽を高品質で楽しめる
Acoustic Research「AR-M200」
AR-M200はDACに「AKM AK4490」を採用し、オペアンプに「OPA2134」×2に加えて高音質ヘッドホンアンプ「TPA6120A2」を内蔵する。
Bluetoothの送信だけでなく受信にも対応。スマホの音楽を本機に飛ばして、内蔵のDACやアンプを通して高音質な音楽を楽しめる。 Bluetoothは高音質コーデックであるaptXとaptX HDに対応する。
「DXD」ファイルの再生ができるCOWON「PLENUE R」
PLENUE RはDACにTIの「PCM5242」を採用。DSDのほか、超ハイサンプリングレートで収録できるDXDファイルの再生にも対応する。
ディスプレーには有機EL(AMOLED)を採用。BluetoothはaptXに対応する。
主な違いをチェック!
ここでスペックの違いを見ていこう。主なものは上の表にまとめたが、まずは発売時期。DP-X1Aは2016年発売なので結構古い。そのほかの機種は2017年後半に発売されたモデルなので比較的新しい。
また、対応サンプリングレートと量子化ビットも違いがある。ZX300は384kHz/32bitに対応するが、AR-M200は192kHz/24bitまで。もっとも、384kHz/32bitというクオリティーが必要かどうかといわれると、そこまでの音源はあまり多くないため192kHz/24bitでも問題ないかもしれない。
内蔵メモリー容量が一番多いのはPLENUE R(128GB)で、一番少ないのはDP-S1A(16GB)。ZX300とDP-X1Aは64GB、AR-M200は32GBだ。なお、全機種ともmicroSDカードによる容量拡張が可能だ。
スペックは案外バラバラ
自分の好みに合わせて選ぼう
結果的には、機能的に結構バラバラで、ZX300がお得かどうかは使い方によって異なるように思う。
DAPとしてだけでなくUSB DACとしても使いたいならZX300はよさそうだが、Android端末として使えた方がいいならDP-X1Aを選べばいいし、保存容量が多い方がいい場合はPLENUE Rを選べばいいと思う。
そして、肝心なのは音が自分の好みかどうか。気に入った音であるならばスペックの優劣なんてどうでもいい話、という人も多いだろう。
興味が出てきたらこの週末、量販店などで実際に試聴してみてほしい。