ソニーは2月20日、同社主力モデルの「MDR」シリーズ後継機など、ヘッドフォン新製品を発表した。
ソニーヘッドフォン主力モデルがより高音質になって登場
ソニーヘッドフォンの主力モデルとして販売されてきた「MDR-1A」に代わり、「MDR-1AM2」が3月10日に発売される。予想実売価格は3万2400円前後。
MDR-1Aは有線型、ワイヤレス型、ノイズキャンセリング型、DAC内蔵型など複数のラインナップがあったが、MDR-1AM2は単機能の有線型のみとなる。
ドライバーユニットを新開発。最上位機種「MDR-Z1R」にも採用されてているフィボナッチパターンのグリルを採用し、なめらかな超高域特性を実現する。
振動板は従来と同じくアルミニウムコートを施したの液晶ポリマーを採用。ただし、ドーム部の剛性を高めるための形状を変更した。大きさは40mmとなる。
重量が約225gから約187gに軽量化されたほか、イヤーパッドの形状も変更。縫い目が耳の周りにあたらないようになっている。
バランス接続にも対応しており、バランスケーブルを同梱。また、スマホ接続用のマイク&リモコン付きケーブルも同梱される。
低価格なワイヤレス製品も登場
3月10日発売予定の「WH-CH700N」(予想実売価格 2万円前後)と「WH-CH400」(同6000円前後)は、ワイヤレスヘッドフォンのスタンダードモデル。
CH700Nはノイズキャンセル機能を搭載するが、従来モデル(MDR-ZX770BN)よりもその性能が向上。チップを変更し、チューニングを行なっている。
また、バッテリー駆動時間が13時間から35時間になり、同社スマホアプリ「Sony | Headphones Connect」でのコントロールに対応。SiriやGoogleアプリのボイスアシスタント機能にも対応する。
接続はBluetoothで、従来からのSBC/AAC/aptXの加え、より高音質なaptX HDにも対応。さらに、圧縮音源を高音質化するDSEEも利用可能だ。
CH400は耳のせタイプのエントリーヘッドフォンで、BluetoothコーデックはSBCとAACに対応。はハンズフリー通話用のマイクを内蔵する。
このほか、ワイヤレスイヤフォンのエントリーモデル「WI-C300」も同時に発売する。予想実売価格は6500円前後だ。